☆☆☆ 二番館劇場 ☆☆☆
As Time Goes by

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junec1

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Movie Grading

採点基準は「私がその作品をどれだけ好きか」
必ずしも作品の完成度や世評と一致するものではありません。
採点は0点から120点まで。大まかに言うと次のようになります。

0/5/10/15/20/25点
  ***** 恐らく2度観ることはない
30/35/40/45/50点
  ***** 何が面白いかは人それぞれ
55/60/65点
  ***** 観て損はない
70/75/80/85点
  ***** 面白い、あるいは心に残る映画
90/95点
  ***** もう一度観たい
100点
  ***** この映画に出会えたことに感謝
110点
  ***** 準至宝。添い寝したい映画
120点
  ***** 至宝。抱いて寝たい映画

注意
上で言う“面白さ”はハリウッド的面白さ・楽しさとイコールではありません。暗く辛い映画を面白いと感じることもあります。

Questionnaire

質問 管理人のたわ言を読んでみたい作品は?
いますぐ抱きしめたい
インファナル・アフェア
男たちの挽歌
クローサー
ジェネックス・コップ
少林サッカー
星願 あなたにもういちど
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
PTU
北京オペラブルース

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ジョニーA (06/02)
マイブログに、リンク&引用&トラバ、貼らせて貰いました
不都合あればお知らせください(削除いたします)
なにとぞ宜しゅうに

芳忠LOVE (07/08)
はじめまして。
聞くところに寄ると香港の一般上映時の結末は黒社会の会議場に来たトニー・レオンがレイ・チーホンを責めた後にそのまま彼を抑えつけ他の人物が見ている前

バーホーテン (07/01)
初めまして ワイルドブリットファンの方がこんなところに
いるとは思わなかったので思わず書き込んでしまいました

この作品はハリウッドのジョン・ウー映画が
色あせ

もりゆき (06/18)
竹中直人さんが監督でリメークされるみたいですね。

きさ (05/10)
「ミネソタ大強盗団」は大好きな映画です。
「ロング・ライダーズ」もいいですが、こちらの方が好きですね。
「ミネソタ大強盗団」昔テレビ放映で見たのですが、日本では

junec1 (04/23)
>もりゆきさん

>観たことないのばかりで
そうですか。DVD出ないわけですね(笑)
もっとも、この中の「ホット・ロック」は近日発売らしいですよ。

>また

もりゆき (04/22)
参考になります。また寄らせて下さい。

junec1 (02/27)
>sehaさん

大河ドラマのような重厚さを狙うマフィア映画とは、一線を画していますよね。「今このときを輝いて見せるぜ。」みたいな。
そばにいたら迷惑な奴。でも見

seha (02/25)
こんばんは

私がこのなかで見たのは「ホット・ロック」「デリンジャー」のみです。「デリンジャー」のウォーレン・オーツ、かっこよかった。やがて捕まるのがわかってい

junec1 (01/28)
>okada ichiroさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

望月六郎、本当にどうしちゃったんでしょうね

junec1 (01/28)
>ののさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

> 私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白

junec1 (01/28)
> GONINさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

片岡礼子わかりました。ありがとうございます。

junec1 (01/28)
> viva jijiさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

私の方でも『死んでもいい』にTBさせていただきます

okada ichiro (02/18)
私も非常に愛する映画のひとつです。
90年代傑作、秀作を次次と作っていた、
望月六郎には特別な思い入れがあります。

偉大な監督ではないかもしないが、いい映画を作

のの (01/14)
はじめまして。
私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白かったです。

薬とかじゃなくても、「お前やなきゃあかんねや」って言葉で
家族と離れ今の旦那と一緒

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バック・ビート

バック・ビート3

  5人目のビートルズとも呼ばれる初期メンバー、スチュアート・サトクリフ。
彼は何故未来に光の見えていたビートルズから脱退したのか? この映画はその陰に才女写真家アストリッド・キルヒャーとの運命的な恋愛があり、あまり才能のない音楽よりも画家としての未来を探ろうとしたから、としているんですね。

  本人が死んでしまっている今となっては、本当のところはわかりません。アストリッドが制作に大きく関わった映画ではあるんですが、それはやはりアストリッドから見たスチュー(スチュアートの愛称)像であり、しかもリアルには存在しない思い出のスチュー像でしかありません。知性派ポール・ニューマンが『明日に向って撃て』の裏話を語るにあたってこんな前置きしてましたよね。「今から6ヵ月前にワシントンで第2次大戦の兵士達と戦争当時の話をした。記憶が合う点は1つもなかったよ。だから、こういう議題に入る前に“神話化”されてることを知るべきだ。長い間に頭の中で“脚色”が起きてしまっている。何が実際で何が空想か区別がつかない。だから危険なんだ。これは私の記憶だよ。・・・・・」
更には、アストリッドはこの『バック・ビート』に関するインタビューで「史実かどうかについて妥協しなければならないこともあった。」と答えています。そのインタビューはこちらで読めます。

バック・ビート1  長い前置きですみません。何が言いたいかと言うと、この脚色を許せない人にとっては駄作なのかもしれず、問題にしない人にとっては秀作と呼ぶぐらいの映画にはなっている、、、、ということなんですね。
スチューの死亡とビートルズのレコード・デビューを巡るエピソードを見れば、この映画に“あり得ない大嘘”があることは明らかなんですが、その大嘘が優れた劇的効果をもたらしていることも否定できないわけです。
恐らくこの映画は全編にわたってそんな感じなんだと思います。作り話もあるし、中には確かにそういう出来事もあったけど、時期がちょっとズレてるとか、そこで交わされた会話はそんなじゃなかった、みたいに。
これをクサイととるか、効果的ととるか。実話の難しいところです。

  主軸はスチューとアストリッドの恋愛であり、同じくらい重要な位置を占めるのがスチューとジョン・レノンの友情であり、更には3人の間の微妙な三角関係、ということになるでしょうか。ただ、各々のエピソードを粘っこく描くのではなく、合間合間にビートルズのライブ・シーンを挿入してきます。これが実に素晴らしいタイミング。ビートルズを選ばなかった男の心情と、加速度的に成功を掴んでいくビートルズの対比。もうそれだけで優れた青春論を語ってしまっています。

  ビートルズのメンツなんですけど、リンゴ・スターを除けば似てるんじゃないですか。ポール・マッカートニーは顔見ただけでニヤついてしまいますが、驚くべきはジョン・レノン。もう顔から声からしゃべり方までそっくり。単なる物まねではなくて、人間性が乗り移っているかのようです。これを観るだけでも価値があるかも。演じるイアン・ハート、すごい役者です。

バック・ビート2

  実を言うと私、今まで一度もビートルズに夢中になったことがないんです。ブルースよりの音楽が好きなせいもあって、あまり興味の対象ではありません。ニュー・ヨークではダコタ・ハウス参りもしましたし、すぐそばのストロベリー・フィールズも拝んできました。リバプールにも4日程滞在してキャバーン近辺もうろつきましたけど、まぁあくまで物見胡散ってやつで。アルバムも『サージェント・ペッパーズ』しか買ったことないし、それもさっさと中古盤屋に売り飛ばしちゃったし。あえて誰かと言われれば、ジョージ・ハリスンですかね。
てな不届き者でもなかなか楽しめたということで、

85点

尚、この映画、日本ではDVD化されていません。

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ザ・コミットメンツ その2
  マネージャーのジミーも含めると総勢11人におよぶザ・コミットメンツ。途中で辞めていくドラマーが1人いるので、これも加えると12人。
そのほとんどがオーディションで選ばれたド素人たち。地元でアマチュア・バンド活動をしていた連中で演技経験ゼロ。キャラクター優先のオーディションしたらしいですが、どいつもこいつもハマリ過ぎ。なんとまぁ芸達者なことよ。芝居なのか、地なのか、ようわかりません。
凶暴なドラマー、ミカ役のデイヴ・フィネガンだけです、はっきりしてるのは。
こいつ、オーディションの最中にアラン・パーカー監督に喧嘩売りますからね。「俺を怒らせるなよ、、、、来るなら来い。やってやるぜ。」
もう間違いなく真性。危険なオーディションだわ。で、こんな奴を採用しちゃうところが凄すぎだわ。

deco

  特筆すべきは、やはりアンドリュー・ストロング演じるヴォーカルのデコでしょう。彼の才能は天賦のもの。まさに“神の贈り物”。誰もが彼の歌の前にはひれ伏すしかありません。ところが「天は二物を与えず」。歌の才能を除けば何も取り柄がない。いや、それどころか、こんな嫌な奴お目にかかったことない。デブでブ男で下品で酔っ払いで目立ちたがり。バック・コーラスの女の子のソロ曲になると露骨に不満気。引き抜きの誘いがあれば、それを隠しもしない協調性のなさ。ほとんど破綻してます。でも、嫌ってるはずのメンバーたちでさえ、ステージの上に限れば「こいつ、ホントにスゲェ」てな視線を送るわけですよ。この対比がね、なぜか観てるこっちを興奮させてくれます。
この肝心要のライブ・シーンの熱気や迫力は、“映画と音楽の神が降りてきた”ともいうべき出来栄えなんですが、この辺のことは他の方があちこちで書いているのでそちらを読んでいただければ。

私はちょっと違う視点で次のシーンをご紹介。
  バック・コーラスの女の子バーニーが練習に出て来なくなります。心配したジミーが家を訪ねると、彼女は生活に追われバンドの練習どころではない。家庭の事情が許さない。首にされるのかと考えた彼女はジミーにこう言います。
「ジミー、私にはバンドが必要なの。何か楽しみが。」
この映画に描かれている全ての思いを簡潔に語り尽くすいいシーンです。

  初めは単なる楽しみ。観客の拍手と歓声がやる気を起こさせ、もっと上手くなりたいの思いが結束を強める。結束は上達を早め、上達は評判とチャンスを生む。と同時にメンバーそれぞれのエゴまでもあらわにしてしまう。、、、、悪いな、俺らそれほど利口にできてねぇんだよ。

  つくづく思うんですけど、たとえ虚構とはいえ、他人様の不幸やら失敗やらを見て「後味がどうの、納得できないの」って、自分のことだけ考えて言えちゃう感覚がね。好きになれんですよ。その醒め具合いがね。その冷たさがね。幸福と未成熟が同義語で、その武器が傲慢さって感じですかね。彼らにゃ浮かばれない人たちの思いなんてわからんでしょう。
むしろ、、、、もしこの映画が「努力すれば夢が叶う式のサクセス・ストーリー」として終わっていたら、張り倒したくなりますけどね。ほろ苦い結末。胸にしみます。
群像劇が持つ例の力強さもね。実は、たくましくもおかしくも切ない。そう、ラストで語られる「それでも、どっこい生きてるぜ」の気概のことです。労働者階級、ダブリンっ子ここにあり、ですわ。

          ザ・コミットメンツのメンバーのリアルなその後について少々。
バーニー役のブロナー・ギャラガーはそれ以前にもテレビ出演を経験していて、現在でも脇役女優として活動中。『パルプ・フィクション』に出演したことも。
男たちの憧れの的イメルダ役のアンジェリナ・ボールも主にテレビを中心に活動中。
ナタリー役のマリア・ドイルも現在でも女優として活動中。2001年に自主レーベルからソロ・デビュー・アルバムを発表し、ここにはジミー役のロバート・アーキンズとディーン(サックス)役のフェリム・ゴームリーも参加。
ジミー役のロバート・アーキンズはその後俳優としての活動をほとんどしていない。近年では映画音楽の作曲を手がけている。
デコ(ヴォーカル)役のアンドリュー・ストロングは当時16歳!ザ・コミットメンツのアルバムでグラミー賞にノミネートされたのち、The Rolling Stones, Elton John, Prince, Brian Adams, Lenny Kravitz, Ray Charles などのワールド・ツアーに参加。1993年にソロ・デビュー。今までに5枚のアルバムを発表している。
COMMITMENTSディーン役のフェリム・ゴームリーはプロ・ミュージシャンとして活動中。アメリカの人気テレビ番組 Late Show with David Letterman のハウス・バンドの一員として1993年から1997年まで出演。あまりにも有名なゲスト・ミュージシャンたちと共演。
アウトスパン(ギター)役のグレン・ハンサードはこの映画が公開された年にロック・バンド The Frames を結成。2003年に発表したアルバムはアイルランド・チャート1位になった。近年、映画にも出演した模様。
デレク(ベース)役のケネス・マクラスキーと、途中でバンドを抜けるビリー(ドラムス)役のディック・マッセイの2人は、現在でも The Commitments というソウル・バンドを継続中。
スティーヴン(ピアノ)役のマイケル・エイハーンは現在土木技師。
凶暴なドラマー、ミカ役のデイヴ・フィネガンは現在消息不明。
ジョーイ(トランペット)役のジョニー・マーフィは元々プロの俳優。

ほら、やっぱり「どっこい生きてる」でしょ?(若干1名心細い。刺されてなきゃいいが。)

100点
『スティル・クレイジー』に100点付けたから、これにも100点付けるしかない(笑) 
いいんです。“私がどれだけ好きか”ですから。
“いつの日かある映画に0点を付けてみたい”という誘惑にも駆られている私(爆

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ザ・コミットメンツ その1



  まぁなんとお下品な映画なんでしょう。全編スラングの洪水。汚い言葉のつるべ打ち。これ、英語圏の国じゃテレビ放送(地上波)絶対無理ですわ。15年以上前に観た時は気にもしてなかったんですけど。
冒頭の結婚式パーティーのシーン。一人の好々爺が片肘ついてウトウトしています。そのそばをパーティーに飽きてしまった子供たちが駆け回り、このお爺ちゃんを起こしてしまう。途端に出た言葉が「FUC● OFF!」 思わずのけぞります。普通、老人が子供に吐く言葉じゃないでしょ。しかも結婚式で。
もうこれだけで、どういう人たちを描こうとしているのか語ってしまいます。以後この「FUC● OFF!」(コメント欄に悪戯する人たちの検索にひっかかりたくないので伏字にします。申し訳ありません。)を何度聞けたことか。その辺が原因なんでしょうか。海外では絶賛する人と眉をひそめて「悪くはないんだけど・・・」と評価する人とに二分される映画です。宗教の縛りから、ある意味日本人より保守的だったりしますから。

  それじゃ映画の内容も反社会的でお下品極まりない不健全なものかといえば、少なくとも日本人にとっては全然そんな事ありません。

  不況にあえいでいた頃のヨーロッパ。それもアイルランドのダブリンという、沈うつな労働者階級の町が舞台。この町に生まれるということは、一生浮かばれないことを意味します。芸能人かスポーツ選手として成功でもしない限り。

commitments2  この映画、舞台であるダブリンの生活描写が素晴らしい。
路地で遊ぶ子供たちの“遊び”に注目してみてください。何気ないですけど、“おい、おい、おい”ですから。女たちも群馬県並(笑)。男相手に怒鳴りまくる質屋のおばちゃん、最高!
そして、恐ろしく時間をかけたであろうライティングの素晴らしさ。どの画面にも深い陰影を施していて、労働者の町に生きる人間たちの肌触りを伝えてくるんですね。
更には、そこかしこ、至る所に皮肉なギャグとお下品なジョークが仕込んであります。陰影に富んだ画面の持つ肌触りにイギリス人監督らしい辛らつな笑いが加われば、もはや無敵。決してハリウッド調前向きコメディーへとは流れません。そんなものに屁でもかますかの如き強烈な生活臭の充満。

  主人公ジミーは、マネージャーとして労働者階級のための労働者階級バンドを作ろうとメンバーを集めます。演奏する音楽はソウル。「黒人の音楽だろ。」というメンバーに彼はこう言います。「アイルランド人は欧州の黒人。中でもダブリンっ子は黒人の中の黒人だ。胸を張って言え。“俺は黒人だ”とな。」
半信半疑、なんだか良くわからんけどやってみるべ。他に面白いこともないし。てな調子でメンバーが揃ってくる。でも一人インタビューごっこするジミーはともかく、他のメンバーはプロとしての成功を夢見ているわけでもない。チームワークなんか知ったことかい。
案の定、音を出したらヘナチョコ・ソウル。

  さて、彼らの前途やいかに、ってところで次回へ続きます。・・・・・・・・・眠い。

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スティル・クレイジー



  店頭で見つからず、わざわざ取り寄せてもらってまで購入したDVDは、後にも先にもこれだけ。

以下、DVDジャケより転載。
1977年、伝説の「ウィズベック野外ロック・コンサート」を最後に人気ロックグループ“ストレンジ・フルーツ”は解散した。それから20年後、ただのオヤジとなったメンバーが「ウィズベック'98」を目指して再結成をもくろむ。挫折感の底に埋もれていた゛まだまだやれるぜ゜精神。果たして彼らは夢を、伝説のサウンドを、自信を、失われたチャンスを、逃したロマンスを取り戻せるのだろうか・・・?

  ショボイ仕事で食いつないでる奴、地道な職人で平穏に暮らしている奴、過去の栄光にすがって売れないソロ・シンガー続けてる奴、離婚して借金取りに追われてる奴、まっとうなビジネス界で忙殺されているキャリア・ウーマン(元裏方)。
再結成のために彼らに投げかけられる口説き文句、、、、、「今の自分に満足しているのか?」 グサッ!
そしてもう一人。かつてバンドのローディーを務めていた男で、今やエアロスミスとも仕事をしている大物が再結成話になぜか加わります。彼の動機は「俺はイカれた人間が心底好きでね。」 
そう、彼らは今でもイカれてる(Still Crazy)。

  コメディーです。といってもイギリス産。脳天気で可愛らしい『ロック・スター』などとは違い、笑いのツボが辛らつです。ちなみに私、イギリスでもアメリカでも一人旅しているんですけど、風景も国民性も音楽も絶対的に圧倒的にイギリスの方が好きです。

  今どきのお兄ちゃんを新ギタリストとしてメンバーに迎え、ヨーロッパ・ツアーに出るストレンジ・フルーツ。一筋縄にはいきません。ツアーと言ったって小さなライブハウスにバス移動。過去から引きずっているメンバー間の確執はあるし、技量はなまってるし、何よりも体力が衰えてる。こうした前途多難な現状をかなりシニカルな笑いで見せます。であるがゆえに身につまされ、冴えないオヤジたちに哀感が漂います。滑稽でいて切ないんです。
特にビル・ナイ。スター意識が抜けず、誰も覚えてないのにサングラス。ピザの受け取りに往年のサインかまそうとする貴方。俺は天才だと自惚れていたかと思うと、次の日にはもう駄目だと自暴自棄。泣かせて(笑わせて)くれます。

スティル・クレイジー
  ロック・バンド内にありがちな小ネタを綿密に取材してます。上っ面ではなく、自堕落の裏に潜む反骨の精神性まで。
ライブでの演奏が上手くいったときの高揚感。それによって深まる絆。最初はオヤジたちをなめていた新ギタリストのお兄ちゃんでさえ、無遠慮な質問を浴びせる記者たちにこう言い放ちます。
「あんたらはサイテーだ。仕事はタダ酒と人を叩くこと。少しは(オヤジたちに)敬意を払えよ。、、、、ゲスな連中め。」
  YEAH!こうでなくっちゃ、なのです。

  ここに、かつての伝説。ドラッグに蝕まれたオリジナル・ギタリストのエピソードが絡んでくるんですが、これは書かない方がいいでしょう。
とにもかくにも、感動の「ウィズベック'98コンサート」を目にすることになります。鳥肌立ちます。メンバー同士の確執が氷解するさりげない仕掛けまでありで。、、、、、お前らみんないい奴だ。なんて素敵な奴らなんだ。

  オヤジ・ロックをプレイするオヤジ・バンドの哀感。
それだけで「ピンとこない。」てな反応がありそうです。事実、「グラム・ロックが好きな世代にはいいだろうけど。」とかいうご意見を目にしました(ここで聴ける音楽はグラム・ロックなんかじゃありません)。でもそれでいいんです。わかろうとなんかしないでください。「オヤジくせぇ。」とか生意気に批判していてください。どんどん否定的なレビュー書いてください。ここにコメント残してくれてもいいですよ。
そして、その青い能書きをいつまでもとっておいてください。20年後か30年後、きっと、そのあまりのこっぱずかしさに身をよじるでしょう。
順番ですから。貴方だって年をとる。それも案外あっという間に。
70年代ロックをバカにしていたセックス・ピストルズみたいにね。
、、、、おっと、セックス・ピストルズ知らないか(爆

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スティル・クレイジー@映画生活




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