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junec1

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Movie Grading

採点基準は「私がその作品をどれだけ好きか」
必ずしも作品の完成度や世評と一致するものではありません。
採点は0点から120点まで。大まかに言うと次のようになります。

0/5/10/15/20/25点
  ***** 恐らく2度観ることはない
30/35/40/45/50点
  ***** 何が面白いかは人それぞれ
55/60/65点
  ***** 観て損はない
70/75/80/85点
  ***** 面白い、あるいは心に残る映画
90/95点
  ***** もう一度観たい
100点
  ***** この映画に出会えたことに感謝
110点
  ***** 準至宝。添い寝したい映画
120点
  ***** 至宝。抱いて寝たい映画

注意
上で言う“面白さ”はハリウッド的面白さ・楽しさとイコールではありません。暗く辛い映画を面白いと感じることもあります。

Questionnaire

質問 管理人のたわ言を読んでみたい作品は?
いますぐ抱きしめたい
インファナル・アフェア
男たちの挽歌
クローサー
ジェネックス・コップ
少林サッカー
星願 あなたにもういちど
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
PTU
北京オペラブルース

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ジョニーA (06/02)
マイブログに、リンク&引用&トラバ、貼らせて貰いました
不都合あればお知らせください(削除いたします)
なにとぞ宜しゅうに

芳忠LOVE (07/08)
はじめまして。
聞くところに寄ると香港の一般上映時の結末は黒社会の会議場に来たトニー・レオンがレイ・チーホンを責めた後にそのまま彼を抑えつけ他の人物が見ている前

バーホーテン (07/01)
初めまして ワイルドブリットファンの方がこんなところに
いるとは思わなかったので思わず書き込んでしまいました

この作品はハリウッドのジョン・ウー映画が
色あせ

もりゆき (06/18)
竹中直人さんが監督でリメークされるみたいですね。

きさ (05/10)
「ミネソタ大強盗団」は大好きな映画です。
「ロング・ライダーズ」もいいですが、こちらの方が好きですね。
「ミネソタ大強盗団」昔テレビ放映で見たのですが、日本では

junec1 (04/23)
>もりゆきさん

>観たことないのばかりで
そうですか。DVD出ないわけですね(笑)
もっとも、この中の「ホット・ロック」は近日発売らしいですよ。

>また

もりゆき (04/22)
参考になります。また寄らせて下さい。

junec1 (02/27)
>sehaさん

大河ドラマのような重厚さを狙うマフィア映画とは、一線を画していますよね。「今このときを輝いて見せるぜ。」みたいな。
そばにいたら迷惑な奴。でも見

seha (02/25)
こんばんは

私がこのなかで見たのは「ホット・ロック」「デリンジャー」のみです。「デリンジャー」のウォーレン・オーツ、かっこよかった。やがて捕まるのがわかってい

junec1 (01/28)
>okada ichiroさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

望月六郎、本当にどうしちゃったんでしょうね

junec1 (01/28)
>ののさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

> 私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白

junec1 (01/28)
> GONINさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

片岡礼子わかりました。ありがとうございます。

junec1 (01/28)
> viva jijiさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

私の方でも『死んでもいい』にTBさせていただきます

okada ichiro (02/18)
私も非常に愛する映画のひとつです。
90年代傑作、秀作を次次と作っていた、
望月六郎には特別な思い入れがあります。

偉大な監督ではないかもしないが、いい映画を作

のの (01/14)
はじめまして。
私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白かったです。

薬とかじゃなくても、「お前やなきゃあかんねや」って言葉で
家族と離れ今の旦那と一緒

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『ゲンと不動明王 』が観たい!

sakabe2

sakabe1

この女の子の出演作を探しています。名前は坂部尚子。
今のところ判明しているのは、以下の通り。

ゲンと不動明王  稲垣浩監督   小柳徹、千秋実、乙羽信子、笠智衆、三船敏郎
世界大戦争  松林宗恵監督  フランキー堺、乙羽信子、星由里子、宝田明、笠智衆、白川由美
ベビーギャングとお姐ちゃん  杉江敏男監督  小林桂樹、淡路恵子、中村勘九郎(現・勘三郎)
女の座  成瀬巳喜男監督  高峰秀子、司葉子、星由里子、淡路恵子、草笛光子、小林桂樹
地方記者  丸山誠治監督  フランキー堺、白川由美、星由里子、夏木陽介、児玉清、土屋嘉男
忠臣蔵 花の巻 雪の巻  稲垣浩監督  松本幸四郎、原節子、加山雄三、司葉子、三船敏郎
ぶらりぶらぶら物語  松山善三監督  小林桂樹、高峰秀子、三木のり平、団令子、金子吉延
写真記者物語 瞬間に命を賭けろ  坪島孝監督  夏木陽介、星由里子、白川由美、田中邦衛
海底軍艦(写真出演)  本多猪四郎監督  高島忠夫、藤山陽子、藤木 悠、佐原健二、上原 謙
天才詐欺師物語 狸の花道  山本嘉次郎監督  小林桂樹、三木のり平、森繁久彌、淡路恵子

この他に、39回続いた連続テレビ・ドラマ『花は桜子』 森光子、五月みどり、益田喜頓、飯田蝶子、八波むと志にレギュラーで出ていたらしい。

すべて東宝作品。児童劇団にでも入っていたんでしょうか。
上記の出演作を見る限り、結構期待されていた子役なのかも。
監督や共演者もかなりの名前が並んでますし、何よりもその役柄!!
ことごとく主役に絡んでいて、その他大勢じゃないんですね。
ゲンと不動明王では準主役。地方記者天才詐欺師物語 狸の花道では主人公の娘役。忠臣蔵 花の巻 雪の巻では大石内蔵助の娘、くう。母親を演じたのは、この作品を最後にスクリーンから消えた原節子!

この中でDVD化されているのは、世界大戦争(右写真2枚)、海底軍艦ベビーギャングとお姐ちゃん忠臣蔵 花の巻 雪の巻の4作だけ。残念なことに、後者2作はレンタルが許されていません。


              とは言え、買うのもなんだかなぁ、、、、うーむ、、、、


ゲンと不動明王ぶらりぶらぶら物語 天才詐欺師物語 狸の花道
この3作なら食指が動くんですけど。


いや、
別に私が少女趣味なわけではなく、

この子と私、
かつて同級生だったんですね。中1の時。
上の左端の写真は、その頃の集合写真から。
問題ないですよね????
結婚されていれば、お名前も変わっておられるでしょうし、お顔も変わっておられるでしょうから(笑)

彼女が子役をやっていたのを知ったのは、わずか2年ほど前のこと。
全く知りませんでした。
んー、まさしくそういう感じの子でしたね。目立ちたがりではないし、自慢気なところもない。
それでいて、田舎の子供たちの中にあっては、ごくごく自然に目立ってしまう。
気さくなんですけど、どこか大人びていて、クール。他の子とは、どこか違ってました。
席も近かったので、よくおしゃべりしましたけど。
一番印象に残っているのは、
私が当時流行っていたアイドル系の、そのファンたちについて
「どういうつもりかね。理解に苦しむわ。」てな、小生意気な批判をした時のこと。
彼女は、「人は人。それぞれに好き好きがあるし。いいと思う。私には何も言えない。」

小学校の途中で、この片田舎に転校してきたらしく、それで子役も辞めてしまったんでしょう。
そして、中1の終わりごろ、またどこかへ転校して行きましたっけ。
今はどうしておられるのやら。。。。。


端役程度なら、これらの他にも何本か、、、、と思っているんですが。
何しろ古いことなので、なかなか見つかりません。
どなたか情報下されば、感謝感激。

sakabe6

sakabe1

上の写真は2枚とも女の座から。
昨年の暮れ、スカパーの日本映画専門チャンネルで放送されました。
下段写真の右側の女の子は、彼女の妹、紀子さん。
妹さんの代表作はテレビ・ドラマ『ウルトラQ』。第25話『悪魔ッ子』で主役(?)のリリーを演じています。




















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蛇の道








    黒沢清作品、2本だけで中途半端のまま。
    なので、少しばかり特集してみようかと。
    次回の作品はこれ。
     記事投稿まで
      しばらくお待ちください。







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花と蛇2 パリ/静子



著名な美術評論家、遠山隆義(宍戸錠)の最愛の妻、静子(杉本彩)。互いに確かな愛情で結ばれた2人だったが、年老いた遠山に35歳年下の静子を充たす夜の生活を送ることは叶わなかった。そんなある日、遠山は死んだ画壇の長老(品川徹)が秘かにCGで描いていた春画を目にする。それはすべて、妄想で描いた静子がモデルの緊縛絵だった。その絵に触発された遠山は、静子の内面に潜む熱い性愛の情をこの目で確かめたいとの倒錯した欲望に囚われる。一計を案じた遠山は、才能がありながらパリで不遇をかこつ若き画家、池上亮輔(遠藤憲一)のもとに静子を向かわせるのだった…。

  つまり夫の宍戸錠は根っからのS趣味ではない。妻の杉本彩もそんな夫の望みを叶えるべく陵辱に耐える。
うるわしい夫婦愛の話ってわけなんですが、、、、。お二人の顔を立てた物語、あるいは杉本彩を再び裸にするための言い訳と言えなくもない。
というのも、杉本彩が清純で貞淑な妻という、既にその一点に無理があるんですね。普段のキャラが強烈過ぎるし、そのキャラを無きものにできるほどの演技力もない。脱ぐ気満々の貞淑妻って感じかな。あり得んでしょう。
前作よりストーリー性を持たせたばかりに、その辺の弱さがかなり気になります。
というか、遠藤憲一の妹役で出演している不二子のほうが魅力的(役柄はアホですが)。早速『肌の隙間』と『煙が目にしみる』をレンタル。

  絵ヅラはいつもの石井隆調で、志の低いそのものズバリのAVなんかとは比べ物になりません。そこが一番の見所であることは前作と同じ。
うんざりするほど女の裸を観たい方にお薦めします。。。。。。。。私は文字通りうんざりしました(笑)

  喜多嶋舞を主役にして新作を撮るらしい石井監督。当然裸ありで、そこだけ注目浴びることになるんでしょう。もうそういう映画しか撮れないんでしょうか。志高く自らのプロダクションを設立したものの、存続させなくちゃなりませんものね。作品的には裏目に出ているようで悲しい。

35点

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花と蛇



  ウ~ン 困った。私にこの映画について語る資格があるんでしょうか。

  ①基本的にSMとやらに興味がありません。陵辱はともかく、羞恥心を失う(あるいは捨てる)ことで女として開発されるというのは理解できるものの、、、、、ただ、それでもやはり、基本的に痛いのは嫌なんですね(笑) 
そこまでいくと私の理解を超えてます。

  ②SM映画にも興味がありません。
ロマンポルノの昔まで遡れば、石井隆が脚本を書いたSM映画が3本あります。
『団鬼六 少女木馬責め』、、、、、、、主人公の男女の名前が村木名美
『縄姉妹 奇妙な果実』、、、、、、、、主人公の男の名前が村木
『赤い縄 ~果てるまで~』、、、、、、主人公の女の名前が名美
一応全部観てますけど、どれもこれも「なんだかなぁ。」 石井隆の映画に陵辱はつきものですが、それとSMはまた別個のもので、どうもこの人に向いている分野だとは思えません。

  ③うさぎの耳をつけて歌っていた頃(古ッ!)の杉本彩ならともかく、現在の彼女を辱めてみたいとは思えず(爆)。男気のあるイメージで売る現在の彼女が陵辱に耐える女というのは、どうも。。。。。
ドッカーンと裸体をさらけだされた瞬間には「おぉっ」ときますけどね。もうそれ以降は「さあ見て。もっと見て。」と言われているようで、スケベ心が萎えてしまう。テレビでおなじみのダンスを披露したり、おいらん道中よろしく高下駄履いて登場してきたり、刺青彫られちゃったり、馬に乗せられて罪人のように扱われたり。もう杉本彩の一大プロモーション・ビデオと化すわけです。
おまけにDVDにはインタビュー映像まで。ここでの彼女の論旨に耳を傾けると、「なかなかしっかりした賢い女性だな。」とは思うんです。女性論・芸術論など、言っていることそのものに破綻はありません。ただ、この間抜けなプロモーション・ビデオを引き合いに出して「芸術」を連呼されると、それはいかがなもんかと。
感性が変なのか、見上げた商売人なのか。

  杉本彩自身が、「石井隆監督なら出てもいい」と指名したことで実現した映画だそう。雇われ仕事ですね、やっぱり。

35点

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TOKYO G.P.

TOKYOGP

クラブで踊るHIROのもとに、男が近づいてくる。振り返るHIROの目に映ったのは、長年の仲間である ZEEBRAだった。ZEEBRAはHIROに、自分たちがあるゲームに巻き込まれたことを伝える。そのゲームとは、倒産した新宿の病院に隠されたテディ・ベアを、行く手を阻む敵の攻撃をかわしながら、東京タワーの展望台で待つ女に夜明け前までに届けるというものだ。もし失敗したら仲間の女が殺されるか売られてしまう。その話を聞いていきり立つHIROは、当然のごとく危険な賭けに挑戦することを決める。



  その手の音楽が好きで、その猿真似をしている日本人のことまでカッコいいと思える人だけが楽しめる映画。いや、映画と呼べるかどうか。 主役2人のプロモーション・フィルムの域を出るものではなく、「いい気なもんだ。」の言葉が口をついて出てしまいます。石井隆監督が脚本も担当していますが、どう見ても雇われ仕事でしょう。あれだけ自分の作品を語るのが好きな人なのに、この作品のDVDではメイキングにも顔を現わさず、音声解説もありません。ご本人とすれば、アラン・スミシーとしたいところなんでしょうか。
一応絵ヅラだけは石井隆の体裁で見られるレベルのものですが、それだけではこの洋物かぶれの陳腐さは如何ともしがたい。

  出演者のクレジットに片岡礼子の名前がありますが、どうしても発見できません。

20点

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フリーズ・ミー

freeze_me3

  女性から総スカン食うだろうレイプ映画。

3人の男(北村一輝・鶴見辰吾・竹中直人)にレイプされたちひろ(井上晴美)が、忌まわしい悪夢を振り払うように田舎から東京へ出て5年。事件がトラウマにもならず、結婚間近の恋人(松岡俊介)もできた。ところがそんな彼女の前に居場所を知った奴らが現れる。再度の陵辱と過去を明かされる恐怖から逃れるため、ちひろは奴らを一人ずつ殺し、その遺体を大型冷凍庫の中で凍らせていく。

  女性がこのストーリーを嫌悪するとすれば、その何パーセントかは男に対する潜在的な恐怖心・嫌悪感の表れなのかもしれません。デリカシーがなくて下品で暴力的で、女をあたかも物扱い。常日頃のこうした男どもへの不満。それがこうも露骨に描かれていることへの嫌悪。
登場する3人の男たちは、女も男と変わらない性意識を持っているはず、という身勝手な思い違いをしています。「感じてるくせに。」とか「待ってろ。今抱いてやっから。」とか、まあ言いたい放題。
誇張して描かれてはいますが、こういう身勝手な思い違いをしている男はリアルでも思いのほか多い。例えば、ノンアダルトのライブチャットであるにも関わらず、WEBカメラに自分の局所を映し出し「ほら、すごいだろ。」とか、「早く脱ぎなよ。君が脱がないと僕も脱がないよ。それでもいいの?」などとのたまう、訳わからん男たち。彼らは女も目で興奮すると確信しているんでしょう。好きでもない男の局所など小汚いだけだし、時によっちゃ好きな男であってもそんなもの見たくない、、、という女性の性意識などお構いなし。

freeze_me2  ただ、これも演じている役者によって女性たちの感想にニュアンスの違いがあるのも事実。
北村一輝に関して「すごい演技力」と好意的である一方、「竹中直人、うざい。」の声が目立ちます。これって女性側の思い込みを端的に表しているかもしれません。
若い女性、時々はかなり年配の女性でも「からっきし男をわかってない。」と感じさせられることがあります。その最たるものが「他の男はともかく、私の好きなあの人はそんな男ではない。」という思い込み。あるいは「女と同じような感性の男もいるはず。」という願望。残念ですが、オスはオス。理性的であるかどうかの違いはあっても、女性と同じ感性であるわけはなく。第一、自分を律しているその理性だっていつ崩れるかわかりません。
ラスト近く、ちひろの彼氏が謝罪に訪れるシーン。自分の勘違いを詫び、「やり直そう。」と告げます。優しく抱き寄せて涙のひとつもこぼせば美しき純愛ってところでしょう。でも、あろうことか、彼はちひろを抱きしめながら彼女の豊満な胸を揉みしだく。それでも有頂天になるちひろ。もしかすると、この映画の中で最も優れたシーンかもしれません。
♪ 男と女の間には暗くて深い川がある ♪♪ と歌うのは『黒の舟歌』でしたっけ?

  この映画に更に嫌悪感を感じるとすれば、それははけ口が用意されないことへの不満からでしょう。ちひろは警察に届けるでもなく、自らが殺人を犯すことで袋小路に追い詰められていきます。「なんて馬鹿な女」。 さっさと警察沙汰にしろ。「自分には何も非がないのに暴力で犯された過去」が彼氏の耳に入ったとしても、それでつべこべ言う男なら別れちまえばいい。男なんて幾らでもいる。一体お前はいつの時代を生きてるんだ?! (まあ、世の中、利口な人間ばかりじゃありませんけどね。)
いつもの石井隆とでもいうか、この映画最大の突っ込みどころです。
とにもかくにも救いがない。カタルシスもない。

freeze_me
  何でも石井監督は「ブラック・ユーモア」を意図していたとのこと。「フリーズするのって、キレイ。」、「お風呂に入ってくれれれば汚さずに済んだものを。」といった台詞はもちろん、竹中直人を殺してもいないのに次の冷凍庫を注文したり、死体の入った冷凍庫でアイスクリームを冷やしたりといった描写は観客の笑いを誘うつもりであったらしい。でも笑えません。「いよいよ狂ってきたか。」と感じさせるだけです。ブラック・ユーモアにしては殺しのシーンが生々し過ぎるのですよ。



  かくして「石井隆は、女優を脱がせて苛めるのが好きな映画監督」という悪評がはびこることに。フェミニズムの敵であるかのごとく語られることもしばしば。この人ほどのフェミニストは滅多にいないにも関わらず。
品良く優しく正論を吐くのが受け入れやすいフェミニズムだとすれば、この監督は正反対。男の薄汚い暴力を容赦なく描くことで「男が女をいかに傷つけているか」を語ります。前述した男の思い違いがいかに身勝手で醜悪なものであるかを語ります。と同時に、女の危うい思い込みにも警鐘を鳴らします。
ところが、啓蒙的でもなければ説教臭くもない石井作品。エロを期待する多数派の男と純愛を期待する多数派の女には、その趣旨が非常に伝わりづらい。

55点

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黒の天使 Vol.2
黒の天使2b

黒のママ(鶴見辰吾)の指令を受けて、東陽組二代目(小林滋央)を暗殺すべく地下駐車場に赴いた「黒の天使」と呼ばれる女殺し屋・魔世(天海祐希)。ところが、もう一組のヒットマンの出現によって彼女の計画は狂い、通りすがりの若い夫婦(片岡礼子・野村祐人)の夫が流れ弾にあたって命を落としてしまう。更に魔世は、東陽のボディガード・山部(大和武士)が10年前、暴漢から自分を救ってくれた男であることに気づき、ひどく動揺する。魔世は、山部が誤って暴漢のひとりを殺害したことで、自分が彼の人生を転落させてしまったとずっと罪悪感に苛まれていたのだ。夫を失った若妻・すずに「夫を殺したのは東陽だ」と吹き込む東陽組乗っ取りを秘かに企む東陽の兄弟分・矢崎(伊藤洋三郎)のまわし者(寺島進)。その言葉を信じたすずは、東陽への復讐を誓う。。。。。

黒の天使2
  
  3人の男に暴行されそうだった天海祐希を助けるため格闘となり、もみ合いの中、暴漢の1人を刺殺してしまうのが大和武志。彼はその後警察に捕まることとなり、新聞報道により天海祐希もそれを知る。大和の母親は事件を苦にして首吊り自殺。未来を失った彼を拾ってくれたのが東陽組の先代組長。かくして心優しき青年はヤクザとなり、、、。
という論法でいけば、恐らく服役したということなんでしょう(映画の中では説明なし)。さて、彼の罪状は何?殺人?傷害致死?過失致死? まさか!  刃物を出したのは暴漢の方で、大和は高校生の天海を助けようとしただけですよ。正当防衛じゃないですか。
刺された仲間を連れて現場から逃げた暴漢2人が、警察でデタラメしゃべった?そりゃそうでしょうね。婦女暴行なんて言えるわけないですから。その結果、警察は大和の話より札付き2人の方を信じたってことですか。口裏合わせても暴漢2人の話には矛盾点が出てくるはずですけどね。

  一方、天海はこの件について10年もの間「全部私のせい」と悩み続け、今やアル中(あんなアル中いるか!)。ってことは、大和の正当防衛を証明するために名乗り出なかったってことになります(映画の中では説明なし)。恩人が無実の罪で裁かれようとしているのに、ですよ。なぜ?
暴漢のお礼参りが怖かった?忌まわしい恐怖が甦った?暴行について衆人の前で証言するのが恥ずかしかった(でも未遂ですよ。裸にされたわけでもない)?面倒なことに関わりたくなかった?

ところがです。
そんな神経の細い彼女が10年後には大変身。屈強なヤクザどもの銃弾をかいくぐりながら、涼しい顔でターゲットを仕留めるプロの殺し屋だってんだから大笑い。いったい整合性のない話を幾つ重ねるんですか。『GONIN2』のような「なんか変」ていうレベルなら笑って済ませますけど、「トラウマと贖罪の念を抱える人間たちが数奇な運命に踊るマジ物語」の大前提がこれじゃ。

  それと、、、ヤクザたちはなぜ片岡礼子の花屋にダンプ突っ込ませるのか?
あそこに天海がいることをヤクザは知らなかったはずだし。大和と片岡を追いかける意味もないわけだし。
確かに、片岡を救い出すために大和は何人かのヤクザを拳でKOしてますけど、殺したわけではない。一人射殺されてますけど、それは大和の弟分(山口祥行)がやったことで、ヤクザにばれて既に始末されている。片岡の狙った標的が自分ではなく、自分が天海に暗殺させた東陽組組長であることは伊藤もわかっている。ただ単に片岡の銃弾が少しそれただけ。全て伊藤はわかっている。とすれば、大した恨みもないどころか、目的は一緒だったわけで。しつこく追いかける意味がない。なのに、なんでかたぎの店にダンプ? 暴対法が厳しい中でそんなことしたら、警察に組潰されちゃうでしょうに。ヤクザは自分の得にならないことはやりません。
、、、、、大体「電気点けるとヤバイ。」とか言いながら、そんな家にのこのこと帰ってくるのはなぜ?

  恐らく石井監督の中には元々幾つかの優れた演出アイデアがあったんでしょう。それらを映像化することにばかり傾注し、その場面の理由付けがおろそかになってしまった。そんなところでしょうか。ダンプが突っ込んでくる直前に室内が明るく照らし出されるところとか、ラストで天海がヤクザたちを一気に始末するところとか。そこだけ観れば完璧な映像演出なんですが。
思うに、石井監督一人で脚本書かずに、どなたかと共同執筆されたらいかがなもんかと。思いが先走ることもなくなるんではないかと。



  天海はミス・キャスト。颯爽とした役柄とか、『女王の教室』で見せた無表情でクールな役柄とか、その辺がこの人の持ち味だと思います。ですから、クールなアクション・シーンでは、実に絵になります。上背もあり、身のこなしにもキレがあります。拳銃を構えても様になります。前作の葉月里緒菜とは雲泥の差。でも、この人に贖罪の念に苦しむ人間は似合わない。石井作品に共通する、傷つきながら奈落の底まで堕ちていくヒロイン像。それを表現できるタイプの女優ではありません。少なくとも本作が作られた当時の彼女には荷が重い。

  個人的にはこの映画、片岡礼子に尽きます。って、この人の出ている映画は大抵この人に尽きるんですが(笑)
ええ、『北京原人』だってこの人に尽きるんです(爆)

Vol.1とどちらが好きかということで
55点

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黒の天使 Vol.1
黒の天使1

  破綻の度合い・ありえなさ加減に関しては『GONIN2』ほどじゃありません。でも、それじゃ「どちらが面白いか?」と言われれば、これは『GONIN2』の完勝。絵ヅラの見せ方が下手なわけではないのに盛り上がらない映画、ってところでしょうか。

黒の天使
  第一の原因は、葉月里緒菜。この人、アクション映画なのにアクションができない。全てスローモーションで誤魔化しているようでは問題外。ロサンゼルスから一緒にやってくるジル(山口祥行)って男。初めは「何?このお邪魔虫。 何か存在に意味あるわけ?」と思ってしまうんですが、観ているうちにすぐ事情が呑み込めます。動きのできない葉月の代わりにアクション担当です。確かに、あのか細い葉月が大の男を殴ったり蹴ったりしても絵になりません。もっぱら折れそうな腕で拳銃撃つしかないわけです。
もうそこいら中で助けてもらってるんですね、主役なのに。小野みゆきの一言で難を逃れ、高島礼子に救い出され、、、、あとは泣いたり叫んだり。こういう弱々しい印象が気になるのは葉月里緒菜の見た目によるところが大きい。作り手が初めから意図したものならいいんですが、、、、やはり人選間違ってるでしょう。
ただ、これについては松竹の意向が色々あったようで、DVDの特典対談で石井隆監督があれこれ語っています。そもそもこの映画は、奥山和由がブチあげたシネマ・ジャパネスク作品。松竹のお家騒動にさらされた不幸な1作。

  第二の原因は、終盤において明らかにされる因縁話。とうの昔に観客が察している(女の子が写真を見るしょっぱなのシーンでバレちゃってる)にも関わらず、この映画は引っ張り倒します。「いいかげん勘付けよ、小野みゆき。」てな感じ。そう、彼女が演じている役どころが全く駄目なんですね。この人物が口を開くたびにお寒い風が吹きます。
ですから、ラストで「なぜ生んだ!こんな世の中に!」と葉月が泣きながら絶叫しても、観ているこっちは何ら心が動きません。ここへもってくるまでに観客を辟易とさせちゃってるんですから。「随分大げさな台詞だな。」、、、そんな冷めた感想持たせるようじゃまずいでしょ。
更には、この因縁に絡んでくる高島礼子演じる魔世のサイド・ストーリーも型通りの展開で困ってしまう。
石井作品だというのに、ちっとも切なくないのですよ。



  復讐をめぐる因縁・因果話。とくれば、香港ノワールのお得意とするところ。ていうか、これ、まんま香港ノワールです。ジルの格闘シーンといい、そのジルの扱われ方といい。ただ、アクションのキレは香港の方が数段上。時としてやりすぎ、っていうくらいに彼らは見せ方を知ってますから。中身がベタベタな因縁話なら、せめてアクションで驚かせてくれるか、近年の香港ノワールのように、もうちょっと主人公に非情な匂い漂わせてくれないと。

  捕らえられた葉月里緒菜がやくざに追い詰められて病院の廃屋内を部屋から部屋へと逃げ惑うシーン。延々長回し。長回しが嫌いな方には格好の攻撃材料になりそうですが、ここでのカメラの動きにはちょいとばかり感動。
ラストのビル屋上。恐らく「石井の奴、殺してやる。」とカメラマンが言ったのではないかと思われるほどに危険そうなクレーン撮影。こういうのを観せられちゃうと、、、、、凝りもせずに(笑)石井作品をまた、、、、、。

50点

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