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junec1

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Movie Grading

採点基準は「私がその作品をどれだけ好きか」
必ずしも作品の完成度や世評と一致するものではありません。
採点は0点から120点まで。大まかに言うと次のようになります。

0/5/10/15/20/25点
  ***** 恐らく2度観ることはない
30/35/40/45/50点
  ***** 何が面白いかは人それぞれ
55/60/65点
  ***** 観て損はない
70/75/80/85点
  ***** 面白い、あるいは心に残る映画
90/95点
  ***** もう一度観たい
100点
  ***** この映画に出会えたことに感謝
110点
  ***** 準至宝。添い寝したい映画
120点
  ***** 至宝。抱いて寝たい映画

注意
上で言う“面白さ”はハリウッド的面白さ・楽しさとイコールではありません。暗く辛い映画を面白いと感じることもあります。

Questionnaire

質問 管理人のたわ言を読んでみたい作品は?
いますぐ抱きしめたい
インファナル・アフェア
男たちの挽歌
クローサー
ジェネックス・コップ
少林サッカー
星願 あなたにもういちど
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
PTU
北京オペラブルース

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ジョニーA (06/02)
マイブログに、リンク&引用&トラバ、貼らせて貰いました
不都合あればお知らせください(削除いたします)
なにとぞ宜しゅうに

芳忠LOVE (07/08)
はじめまして。
聞くところに寄ると香港の一般上映時の結末は黒社会の会議場に来たトニー・レオンがレイ・チーホンを責めた後にそのまま彼を抑えつけ他の人物が見ている前

バーホーテン (07/01)
初めまして ワイルドブリットファンの方がこんなところに
いるとは思わなかったので思わず書き込んでしまいました

この作品はハリウッドのジョン・ウー映画が
色あせ

もりゆき (06/18)
竹中直人さんが監督でリメークされるみたいですね。

きさ (05/10)
「ミネソタ大強盗団」は大好きな映画です。
「ロング・ライダーズ」もいいですが、こちらの方が好きですね。
「ミネソタ大強盗団」昔テレビ放映で見たのですが、日本では

junec1 (04/23)
>もりゆきさん

>観たことないのばかりで
そうですか。DVD出ないわけですね(笑)
もっとも、この中の「ホット・ロック」は近日発売らしいですよ。

>また

もりゆき (04/22)
参考になります。また寄らせて下さい。

junec1 (02/27)
>sehaさん

大河ドラマのような重厚さを狙うマフィア映画とは、一線を画していますよね。「今このときを輝いて見せるぜ。」みたいな。
そばにいたら迷惑な奴。でも見

seha (02/25)
こんばんは

私がこのなかで見たのは「ホット・ロック」「デリンジャー」のみです。「デリンジャー」のウォーレン・オーツ、かっこよかった。やがて捕まるのがわかってい

junec1 (01/28)
>okada ichiroさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

望月六郎、本当にどうしちゃったんでしょうね

junec1 (01/28)
>ののさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

> 私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白

junec1 (01/28)
> GONINさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

片岡礼子わかりました。ありがとうございます。

junec1 (01/28)
> viva jijiさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

私の方でも『死んでもいい』にTBさせていただきます

okada ichiro (02/18)
私も非常に愛する映画のひとつです。
90年代傑作、秀作を次次と作っていた、
望月六郎には特別な思い入れがあります。

偉大な監督ではないかもしないが、いい映画を作

のの (01/14)
はじめまして。
私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白かったです。

薬とかじゃなくても、「お前やなきゃあかんねや」って言葉で
家族と離れ今の旦那と一緒

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今日の戦利品

ankokugai 


  暗黒街[若き英雄伝説]     150円で中古VHSゲット。

  DVD買うほどでもないか。

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SPIRIT



  他に観たい映画があるので武術映画ってあんまり観ない。どれを観てもそう変わらんしぃ・・・・と思ってるんでしょうな。
で、この作品でその偏見が改まったかといえば、そうとも言えない。
敵を倒すために腕を磨くのでなく、己に打ち克つための日々是修行。昔も今もこれで全てが言い尽くされちゃうんですね。これって避けては通れない一大テーマなんでしょうか。
飛んだり跳ねたり踊りのように華麗なアクションに「スゴイ、スゴイ」と感嘆することはあっても、「またこういう映画を観てみたい」とは思わんのですよ。「当分いいや。」って感じかな。

  思えば、ジェット・リーに初めてお目にかかったのは、あの『少林寺』だったわけです。当時はまだリー・リンチェイですね。さして大きくない映画館の最終回、観客は私一人だけでした。映画館の人間が盛んに客席を覗きにくる。どうやら私が出たら上映を途中で打ち切って早仕舞いするつもりだったらしい。途中入場したわけじゃないんで最後のエンド・ロールまで観ちゃいましたけどね(笑)
ま、あの映画がリー・リンチェイの名を世に知らしめる最初の作品だったわけですけど、あれからかなりの月日が過ぎているにも関わらず、この『SPIRIT』にしても、描かれる中身は結局そう変わり映えしてません。
カメラワークとか、人の動かし方とか、技術的な面は随分洗練されていて隔世の感がありますけど。

  ジェット・リーはさすがに年をとりましたね。体の動きではなく、顔と体型。負け知らずで傲慢だった男が因果応報の悲劇を味わい、武術の何たるかを知る・・・・・という役柄を演じるには貫禄が付きすぎてしまったような。この映画を観ている間中、その辺の違和感を感じていました。武術映画を辞めるそうですけど、この手の映画が「敵を倒すために腕を磨くのでなく、己に打ち克つための日々是修行」を描き続けるしかなくて、しかもジェット・リーが主役にしか興味がないとすれば、やはりそろそろ限界ですかね。
アクション全てを辞めるって事じゃないんでしょうから。

  中村獅童は本来儲け役のはずなんですけど、頭と終わりにちょこちょこ出てきて(吹き替え含めて)場をさらうってのは、虫が良かったというか無理があったというか。もうちょい描き込みが必要ですかね。

ご苦労様でした、ジェット・リー。
ま、当分いいや、この手の映画。

70点

香港とアメリカの合作としている表記もあれば、中国映画と表記しているケースも。どっちなんだ? 
どっちでもいいか。

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金魚のしずく

kingyo

  香港の女性監督キャロル・ライによるインディーズ作品。

  家出常習者の娘がまたもや家出。娘の母親キャリー・ンは無人島で島番をしている自分の父親ロー・リエに電話。孫娘の行方を捜してくれるよう頼む。元刑事(ただし大陸の)だったロー・リエは孫の携帯電話を通して親友らしき少女ゼニー・クォックと知り合い、更にはそのボーイフレンドも加わって孫娘を探すことになるのだが・・・・というお話。

  語られる状況やゼニー・クォックの様子から見ても、手の付けられない不良って感じではありません。喫煙にプチ家出に自傷行為。遊ぶ金欲しさに脱法ドラッグ売ってみたり。ま、どこの国も大して変わらないというか、驚くほど似てるなという感想。
時折イメージ映像なども挿入しながら思春期の少女の繊細な心情を描いてはいるんですが、端正な顔立ちのゼニー・クォックの演技ともども、予想の範囲内と言えなくもありません。
こうした少年少女たちの生態よりも印象的なのは、大人たちのふがいなさの方です。娘に家出されても自分たちで探そうとはしないていたらく。心配はしても、頭を痛めはしても、自分たちは何もしない。ゼニー・クォックの家庭にしても完全に母親失格。
だから子供が悪くなるんだ、と力を込めた演出をするわけではなく、淡々と、ひたすら淡々とこうしたふがいなさを描写します。



  その中にあって、初老のロー・リエが実にいい味。ゼニー・クォックの家庭事情や、街をふらつく少年少女たちを垣間見ても説教めいたことを一言も口にしません。元刑事でありながら、です。でももうそこに存在しているだけで場の空気を圧するんですね。何がおかしいのかを判断できるのはこの人しかいないと思わせてくれます。「大したことじゃないさ。」的発言をした婿に怒りの鉄拳を振るう爺さんが一番まともなのです。
はねっかえりのゼニー・クォックがこの爺さんと付き合う中で小さな成長を遂げるのもむべなるかな。

  インディーズ作品ですからね。お金はかかっていません。映像は綺麗ですよ。女性監督らしく繊細。そして、商業映画に見られる過剰な演技はありません。「だから面白くない」と思うか、「香港にこんな映画もあるんだ。」と思うか。

70点

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テーマ:香港映画 - ジャンル:映画

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ヒーロー・ネバー・ダイ



  このレビューを書くために久し振りに観直してみました。
以前観た時とこれだけ印象の変わった映画も珍しいです。以前であれば、この映画に感想を寄せる多くの方と同じように「男の映画」であることを強調しつつ、絶賛していたのかもしれません。
『デッドポイント ~黒社会捜査線~ 』、『ロンゲストナイト』と併せてジョニー・トーの三部作扱いされているようですが、今となってはその中で一番好みでない作品。
ま、今現在の気持ちに正直に感想を述べることとします。「自分の目は確かだ。誰もがこう思うはずだ。」とお考えの方は、ネット上を探せば耳(目)に心地よい記事がたくさんありますので、どうぞそちらへ。

  要するに、「映画は娯楽だ。」と言い切り、映画的表現の巧拙云々に絶対的な価値を見出す方には最高傑作ではないかと思います。で、これを別の言い方で言い換えると「劇画のようでかっこいいけど、少々薄っぺらい。」
日活の無国籍アクションにマカロニ・ウエスタンふりかけた東映任侠映画、ってところでしょうか。軽く突っ込み入れたくなるのもこれらと一緒。
『映画生活』のレビュー掲示板に「 なにが面白いのかわからない。派手なアクションじゃなくもっと違った形式であのストーリーなら少しはおもしろいかも。。。今の自分の心境ではバカバカしくて見てられませんでした。」というのがありましたが、「そういう感想があっても仕方ないかな。」と頷いてしまうわけです。

  ラウ・チンワンのテンガロン・ハットと宍戸錠のそれを比べたらひんしゅく買いそうですが、香港の街中をあれで歩いたらやっぱり変な人。コインのくだりも日活の無国籍アクションお得意のパターンです。弱虫で卑怯で唯々粗暴な親分ってのもわかりやすくて懐かしい。クライマックスは雪の舞い散る中一人(あるいは義兄弟を伴って)殴りこみかける健さん同様のカタルシス。やんややんやでヒューヒューです。
「一緒にするな。」の声を百も承知で言わせてもらえば、「やっていることは同じ。描き方一つでダサダサになる。」ってことなんですね。
ま、見事にカッコよく見せることに成功しています。鮮やかなお手並みです。この映画の取り柄はそこにこそあるんだろうと。

  ラウ・チンワンとレオン・ライのキャラクターに関して “プロ意識、お互いの力を認めた絆、男の意地、復讐” といったこと以外には多くを描いていませんから、話が非常にわかりやすい。勘の良い方なら先が読めるかもしれません。そう、この映画は “お話” を卓越したテクニックで語っているのであって、有能な子分を疎ましく思う親分を除けば、人間を描いてはいません。
女性の扱い方にそれが如実に表れています。もともと香港映画における女性に対する無体な扱いにはギョッとさせられるものがありますが、この映画でも男にとって都合の良い女、あるいはこの映画にとって都合の良い女性像を作ってしまっている感が強いです。正直言って、少々不快です。毎度のことですが、こういう映画ばかりだと、男気とやらもいい気なもんに見えちまいますな。

この作品とはまるで裏返しの復讐物語 『フォーリン・エンジェル 最後の24時間』 でも観てみようかな。

テクニックを語るのであれば100点
まっとうなドラマとして考えるなら65点
間をとって82.5点

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テーマ:香港映画 - ジャンル:映画

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花火降る夏



  『メイド・イン・ホンコン』に続くフルーツ・チャン監督「香港返還三部作」の2作目。返還をめぐる香港人の思いを前作より遥かに直截的に描いています。

  主な登場人物は、中国への返還に伴って解雇された香港駐留英国軍中国人部隊の退役軍人トニー・ホーとその部下たち。トニー・ホーの弟で極道社会をノンシャランと生きるサム・リー。狡猾な親分とその親を嫌っている不良娘。。。。などなど、とてもご立派とは言いがたい人物たち。
生活臭の強いあまり豊かでない香港が描かれるのは前作同様です。

  この監督が見せる香港は何とも美しい。きれいな景色を撮っているわけでもないのに、、、、、バスに一人乗ったトニー・ホーの背後に流れる景色も、退役軍人たちが語り合う橋の欄干も、見上げた空も、窓越しに見える花火も、、、、、非凡な構図、絵作りの勝利です。
多くの香港映画の場合、劇映画の舞台としての街並みを映し出します。どこか人工的で、ごみごみした街さえ絵葉書のようにも見えます。あの痛切な『ワンナイト イン モンコック』でさえ、その感は拭いきれません。
この映画はもっとリアルです。例えば退役軍人たちがチラシ配りをするシーン。役者たちの周りにスタッフや機材を置かず、遠く離れた所からズーム・カメラで狙います。映画の撮影であることに気付いていない人々は無関心に街を行き交うだけ。そう、まるでドキュメンタリーのよう。
言い換えれば、この作品は劇映画でありながら極めて優れたドキュメンタリー(ドキュメンタリー・タッチでありながら極めて優れた劇映画)でもあります。

hanabi3

  再就職もままならない退役軍人たちの苛立ちは、単に経済的な不安のみに起因してはいません。英国に尽くしてきた自分たちはこれから先・・・・という、アイデンティティーそのものの喪失感。そしてこうした喪失感や閉塞感が実際に多くの香港人が抱いていた思いであったとすれば、時として八つ当たり気味でさえある彼らの発言は、他人事でしかなかった我々に生身の言葉として強く響いてきます。
時代の流れに呑み込まれ社会からはじき出される人間たち。実は至って普遍的な物語です。

  返還前に海外へ脱出したくても事情が許さない多くの香港人は、中国の約束に疑心暗鬼のまま返還を迎えることになります。「歓迎中国」の意思を表示した香港人にしても、天安門事件を忘れるほど脳天気じゃないはず。それでも閉塞した状況の中で未来を信じようとするなら、中国に期待するしかない。。。。戦車に乗って香港入城してくる人民軍を前にすれば、その感を強くする香港人が多かったとしても何の不思議もありません。

  この映画にはもう一つのキーがあります。アイデンティティーの喪失を感じる世代。そんなことどこ吹く風の若い世代。この両者の間に横たわる大きなギャップについてです。
その象徴として、バスの中であたり構わず大声でしゃべる少女たち、タクシーの中に使用済み生理用ナプキンを置いていく少女たち、食事中に因縁をつけてきた挙句に抗争を始める少年グループが登場します。前二者は驚愕のオチで笑わせ(バスでのサム・リーの行動にはびっくり。そのシーンを引きの絵で撮っていて、これにもびっくり。)、もう一つは悲壮な対決として容赦のない描写が待っています。
どこの国でも若い奴はたくましい。脳天気で無関心で傲慢とくれば怖いものなし?

  さて、この退役軍人たち。彼らはいかなる行動で閉塞した状況を打破しようとしたか。
返還式典前に彼らの選んだ手段は、銀行強盗でした。果たしてそれで未来は開けたのか。その答えはその後の彼らの行く末、そしてラストのトニー・ホーの表情をご覧ください。

  『メイド・イン・ホンコン』とこれ、どちらが好きかということで、

100点

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テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

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ソウル攻略



  結論 → 『東京攻略』 よりはマシ。
おバカなアクション・コメディであることに何ら変わりはありません。でも前作がおバカ映画を意図していないにも関わらずおバカだったのに比べ、今作ははっきりとおバカであることを自認している潔さがあります。トニー・レオンと韓国人の決闘(?)シーンとか、トニー・レオンとリッチー・レンの地下鉄や風呂場のシーンとか、あのわさびとか、スー・チーのヒゲとか。。。。。あからさまにおバカです。

  外国人俳優のスケジュールに合わせて無残な映画を作ってしまった反省からか、顔見世的役柄は日本の瀬戸早妃ぐらい。
脚本も予めまっとうなものが用意してあり、ほぼその通りに撮影していったように感じられます。何より「実は・・・・・で、だから・・・・・。」てな話がかなり減ったのが助かります。もっとも、オリンピック競技場での悪役どもの親切ないきさつ説明は、あたかも2時間ドラマにおける崖の上でのクライマックス。悶絶させられました(笑)
だいたい何であそこへヘリコプターから降りてこなきゃならんのだ?(謎
トニー・レオンがリッチー・レンにべらべらしゃべりまくる事情説明は前作同様。ちと困りもの。



細かい突っ込み入れようと思えば幾らでも沸いて出てくるわけですが、大抵は笑い話で済ませられます。ただ一つ致命的なのがリッチー・レンに関する「実は・・・・・で、だから・・・・・。」をめぐる件についての矛盾です。ここに書いてしまうことは出来ませんので、ご覧になった方は今一度筋を追ってお考えください。

  韓国当局の全面的支援をとりつけてのアクション・シーンということだったので、「どんなもんじゃろか?」と思っていたところ、地下鉄とあの街中の追っかけシーン以外はとりたててどうということも。
ま、日本ではあの程度のこともやらせてもらえないのか、と再認識しました、ハイ。
せっかく全面的支援を得たにも関わらず、街中の一番盛り上がるべきところでスー・チーが大した活躍せず。ちょっともったいない気がしましたね。

  さて、前作よりはかなり褒めたつもりですが(?)、それじゃこの映画をどのくらい好きかというと、

50点

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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ご報告 その1
  とりあえず香港映画に関しては、100本まであれこれ書いたら一区切りを付けたいと思っています。止めるのではなくて、他の国の作品のレビューを書きつつ、その合間に、という形にするつもりです。

  そもそもここで香港映画を取り上げているのは、「香港映画っていいですよねぇ。」と語りたいからではなく、「香港映画にもいい作品はありますよねぇ(私なりにですけど)。」ということなんです。同じように他の国にも語るべき作品は幾らでもあり、香港映画に関しては100本あたりでペースを落とそうかと。

  褒めてばかりいると、ブログの性格が「どこそこ映画っていいですよねぇ。」ってことになってしまう(本意ではない)ので、褒めるわけにいかない作品を適当に混ぜつつ。
 
  ストーリーを事細かに書くことはしません。書き手としてはそのほうが楽ですけど、未見の方にとって、観てもいない映画のストーリーを具体的に語られることって楽しいですか? それをレビューと呼ぶのかどうかも疑問ですし。あれやこれや工夫していきたいと思っています。

  映画以外にも興味の対象はありますが、このFC2は映画専用に使うつもりで始めましたので、そこだけは崩さないように続けていきます。

、、、、、、、、、、以上、ご報告。

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東京攻略



  この映画の突っ込み所についてはあちこちで指摘されています。同じようなことを書いても芸がありませんし、コメディにリアリティ求めるのも野暮、ということで以下の感想。

  新宿におけるトニー・レオンの格闘(スローモーション多用)。この冒頭シーンで自分がどういう観客なのか、ほぼ決定されます。小柄な彼に傘で叩かれて数十秒へたり込んでしまう数人のやくざ、というのもかなりのもんですが、極めつけはコートの内側から何やら取り出して・・・。
私、既にこの段階で「あちゃー。駄目だ、この映画。」

  かいつまんで言ってしまうと、鳴りっぱなしの軽快な音楽(少々うざい)にのせた、おバカな東京観光アクション・コメディ。
綿密なロケハンの上で脚本書いたとは思えず、更に現場での変更も多かったんじゃないかと思われます。
初めから終わりまで 後付け・こじつけ・理由付け 。

  主要な3人、トニー・レオン、イーキン・チェン、ケリー・チャン以外の登場人物はすべて 《特別出演》 と言ってしまっても良いほどで、せいぜい1日か2日しか撮影に参加していないんじゃないでしょうか。
次から次へ新しい人物が現れては “私がここにいるのは実はこうこうこうで” という話になります。セシリア・チャンの「貴方の行動ぐらいボスはお見通しよ。」がその典型。こんなご都合主義の台詞言いたくなかったでしょうに。そして、これらの登場人物が現れたと思ったら見事にすぐ掃ける。その後当分出てきません。大和武士に至っては、「正体がバレたんでCIAが海外に逃がした。」そうな。コメディ・シークエンスではない大真面目な台詞で笑わせてくれるので、脳みそ金縛り。

肝心の主要3人組も同じようなもの。「実は・・・・・で、だから・・・・・。」てな話ばっかり。これらの事情が単に台詞だけで明かされるのには閉口。「なるほどねぇ。」と感心させてくれるならいいんですが、「ハアッ?」と脱力するばかり。

  合間に挟まれているアクションを楽しむしかないですかね。トニー・レオン辛そうですけど。
強いて言えば、地理に疎い香港の人なら観光気分味わえるところがプラス・ポイントでしょうか。
香港映画に思い入れが強い方には「あの人が東京にいる」というだけでも面白く観られるのかも。ただ、「トニー・レオン? 誰それ?」という人たちの目にこの映画がどう映るかといえば、かなり厳しいだろうということで、

40点

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テーマ:ビミョーな映画 - ジャンル:映画

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フル・スロットル ~烈火戦車~



  無難で中庸。今回はリキ入れずに書ける作品でホッと一息(笑) 
タイトルから受けるイメージとは違って、“父子の確執、心配性の恋人との葛藤”がドラマの根幹。その次にオートバイやレースが絡んだ友情がありぃので、事故恐怖症に悩むという。。。ふむふむ、どこかで観たような。。。

  印象に残ったシーンは二つだけ。
事故を起こして意識が混濁した中でそれまでの出来事が一気に甦ってきます。、、、ここでの編集がプロの仕事だなぁと感心。ただし中身(説明される物語)は凡庸。
その事故から復活した証として、ある箇所を克服しなきゃならんのですが、ここでの映像処理を含めた見せ方に軽い感激。BGMはちょっと恥ずかしいセンス。

  復活する舞台に華やかなサーキットを持ってこなかった点は好きですね。「お前は速いよ。大したライダーだよ。」とライバルで友人の絶好調花形ライダーに言わせる復活を遂げるわけですが、認めるのは彼一人で、誰一人観客など居ない。それでもアンディ・ラウ扮する主人公は自分の恐怖心に落とし前をつけなければならなかった、と。
名声より誇り。究極の自己満足。好きですね、こういう理屈は。

それだけに「俺って馬鹿だよな。」の言葉が唐突。なんか強引にまとめに入ってません?

  相手役のジジ・リョンはやっぱり可愛いですけどね。174cmあるんですわ、彼女。私170しかないし。困ったな(何が?
役柄としちゃ型通りで今ひとつ。危険なレースを辞めさせたい気持ちはわかっても、終始それだけじゃ。ああいう女性のためにレース辞めようって気にはならんよな。普通逆効果。

最後に一言。
こんな映画でもやっぱり誰か死なすか香港映画!  侮れん

55点

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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“泣ける”イコール“いい映画”なの?
  このブログのタイトル「Happy End だけが映画かい?」を “なかなかにモラルハザードな発言だなぁ” と自画自賛している私(笑) 
同様に、たおさんのブログ 「Subterranean サブタレイニアン」 の副題 「“泣ける”イコール“いい映画”なの?」 も大変お気に入り。
本当なら自分のポジションを表明する意味でも両方を併記したいところなんですが、やりすぎとの指摘もあったりして、、、その辺がちと。。。。。。。。

たおさんの質問(?)に個人的に答えてみたいと思います。

結論 → “泣ける”イコール“いい映画”だとは思いません。
むしろ「観客に涙のひとつも流させよう。」という魂胆が主体の映画はことごとく嫌いです。これについては、以前書いたこの記事をご覧ください。
映画上のテクニックが下手だから、あるいはベタだからどうこうではなく(「どうせなら上手に嘘をついてくれ」と思うほどにひどい場合はそれを指摘もしますが、決してテクニックばかりをどうこう言っているわけではありません。)、
それよりも作り手がその映画で何を意図しているかが肝心なんですね、私の場合。
ですから、単に泣かすことが目的となっている耽溺映画であるなら、たとえそれを非の打ち所のないテクニックで見せられても、イコール“いい映画”だとは思いません。
【泣けるかどうか】なんて尺度は、観る人それぞれの感受性に委ねられるもので、結果論でしかありません。そんなのどっちだっていいだろうと思うんですが。
参考までにこちらの記事もご覧ください。

“いい映画”の定義と尺度には色々あると思います。人によって千差万別。道徳的なことを云々する方もいらっしゃるでしょうし、テクニックばかりを語る方もいらっしゃるでしょう。
何にせよ、多数の方が“いい映画”とお感じになる作品ほど自分の趣味じゃないことが多いです。人によっては眉をひそめるような、暗くてやりきれないとお感じになるような映画を好んでしまいます。

そもそも“(よく言われがちな)いい映画”であることにあまり価値を感じていないのかもしれません。“いい映画を装う映画”ほど唾棄したくなりますから。
困ったモンです。

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ワイルド・ブリット

wild

  香港映画としては珍しく2時間を越える長尺。ストーリーを書くのは面倒なので、どこかで探してみてください。

結婚式、ダンスシーン、ベトコンのサディストぶり、親友が廃人になる悲劇。ジョン・ウー版 『ディアハンター』 とは言い得て妙。もっとも『ディアハンター』 はベトナム戦争に従軍した米軍兵士の物語。
この作品の3人組は、警察に追われて、あるいは一攫千金を夢見て香港からやってきた異邦人。当然ですが、戦争当事者の被害者意識(及び加害者意識)や感傷を持ち込んだ映画にはなっていません。

  ここで描かれるのは「狂気」そのものです。戦時下における狂気を通して戦争の非人間性を糾弾するというよりは、極限状況の中で狂っていく個々人の顛末。その情念とでもいうか、熱くて息苦しいまでの人間関係(友情と裏切り)が振り切れんばかりのテンションで描かれています。こんな重いテーマを内包しながらも、しっかりと娯楽映画してしまうあたりが、やはりジョン・ウー。。。ジョン・ウー節(香港時代)の究極形。

  私の中では間違いなくジョン・ウーの最高傑作。
心血を注ぐというのはこういうことを言うんでしょう。一瞬たりとも気を抜けないシーンの連続で、テンパリっぱなし。そして、どうにもこうにもやるせない。
折りしも映画制作時と天安門事件とがシンクロしていたこともあり、作品の中に込められたメッセージ性は彼の他のどの作品よりも強く、作家性を押し出した、一段高い志(?)を持った出来上がりになっています。
ハリウッドへ渡った彼の表向きの成功は、香港映画の地位向上に貢献した形になってはいますが、翻って彼自身のここ数作の仕事振りを見てみると、、、、、、恐らく、もうジョン・ウーには二度とこんな映画は撮れないのでしょう。



  この映画の原案はそもそも『男たちの挽歌3』用のもの。ということは、トニー・レオンの役をチョウ・ユンファが演じるはずだった? となると、だいぶ印象の違う映画になっていたはずです。
このままの映画を作りたかったのだとすれば、トニー・レオンで正解でしょう。彼のどこか幼さの残る顔立ちが恐怖にひきつり、怒りに震え、その目に哀惜の涙を潤ませることで、救いのないテンパリ・ドラマが魂のドラマに浄化されています。
「何の恨みもない人間を殺せない。」と、狂うことに抗ったジャッキー・チュン。3人の中で最も優しくお人好しだったこの男が文字通り狂ってしまう残酷さ。一世一代の名演です。
裏切ることでその引き金を引いてしまうレイ・チーホン。狂気が宿ってしまった目で「命よりも金が大事だ。」と繰り返すこの男。一体その過去に何があったのか。
できることなら、3人の生い立ちや関係性がもっと明らかだという3時間超の完全版を観てみたいものです(日本版のDVDは131分とあり、香港版は126分とあります。実際に尺が違っているのでしょうか。ご存知の方がいらっしゃれば、是非教えてください。バージョン違いや尺違いを楽しむ趣味があるもので。)。

  儲け役は心優しい殺し屋サイモン・ヤム。終始一貫徹頭徹尾カッコいい存在です。この部分がちょっと出来すぎというか、“お話”っぽいんですが、、、、、ま、そのくらいカッコよろしい。
それと、ベトコンを『ディアハンター』同様、“気味の悪い連中”扱いしているのが減点。

wild2

  観終わった後にドッと疲れる方、ズンと重苦しさを感じる方、ガーンと感動する方。色々だとは思います。そのくらい強烈な作品。もし何も感じないとすれば、不感症の疑いありかと(笑)

95点

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テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画

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過ぎゆく時の中で



  ジョニー・トー監督作品。
『ターンレフト・ターンライト』が全編あり得ない話だったのにひきかえ、この作品は特に後半部分につるべ打ち。ちょっとひどいです。その結末を考えた時に、これをおとぎ話と片付けるわけにもいかず、どうしても手厳しくならざるを得ません。おとぎ話ではなく、あざとい作り話。

  チョウ・ユンファの役どころは、レース事故による引退後肉体労働で生計を立てている元オートバイ・レーサー。失意の日々を送っているわけでもなく、なかなかに賢い息子とそれなりに楽しい毎日。
ある日、仕事バリバリのキャリアウーマンに変身したかつての恋人シルビア・チャンと10年ぶりに再会。実はアメリカから仕事で戻ったこの女性が息子の母親で、実家の母親からは死産だったと聞かされていた。
というのがこの物語の前提。

  アジア系わけありドラマの典型ってところでしょうか。
中盤まではいいのです。ありがちな人情ドラマではありますが、台詞に頼らない感情描写や達者な子役のおかげでかなりの善戦をしています。
ところがユンファとチャンの関係性に目を移すと、少々現実味に乏しい。この映画の作者たちは「子はかすがい」であると信じたいようです。壊れかけた男女間になら、それもありえるでしょう。でもこの二人は既に壊れてしまっています。それも10年も前にあんな事情で。更に彼女には結婚を考える恋人さえいる。そして決定的なのが、もはやお互いの棲む世界が違い過ぎるという点。
「覆水盆に帰らず」じゃドラマになりません?(でもやりようはあると思いますけど)
環境が激変しているのに10年間変わらない女性、あるいは10年前に戻れる女性なんてお目にかかった事ありません、残念ながら。

いっそこのまま終わってくれれば、おとぎ話として「良かったね」と笑えたでしょう。あいにくなことに、更に困ってしまうラストが待ち受けています。

  ユンファはレーサーとして復帰します。男の再生ドラマここにあり、です。
トレーニングの場面などは一切なく(ランニングのシーンはありますが)、いきなり決勝レース。10年もブランクがあって足に針金入っているのに、です。
先頭集団にいたものの、もらい事故で転倒。懸命にオートバイを引き上げて再スタートしようとしたところ、後方からきたオートバイに・・・・・。ヘルメット内出血。それでも何とか再スタートして・・・・・。この間一体何秒、いえ何十秒の時間が経過しているんですか。コンマ何秒を争うレースなのに先頭に追いつくなんてあり得んでしょう。まして頭から血ぃ噴き出しながら。
この先の結末は書きませんが、あのような結末にするのであれば、その暗示や予兆を描いておかなければ。

最後の10分があまりに唐突なんです。おまけに現実離れした出来事の連続。とって付けたようなラストで唖然とするしかありません。
あざと過ぎて泣けるかい!

45点

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テーマ:映画★★★★★レビュー - ジャンル:映画

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香港ゾンビ

zombie

  突然道路に飛び出してきた男を車で轢いてしまったモーディ(ジョーダン・チャン)とビー(サム・リー)。その男はゾンビ生成薬(なんのこっちゃ)を運ぶ化学兵器の密売人。こいつに間違ってゾンビ生成薬を飲ませたあげく、自分たちの店(海賊版DVD店)があるショッピングモールに連れてきてしまったから、さあ大変。さて、ゾンビが増殖するモールから無事脱出することが出来るか、というお話。

  何しろ97分間のほとんどがショッピングモール内の撮影。その分、さぞ趣向を凝らして観客を怖がらせるのかと思いきや、ゾンビが活躍(?)する時間は延べにしても大したことありません。
掛け値なしにたったこれだけの単純な物語。それじゃどうやって時間を持たせているかというと、、、、、、
やってくれました、例のあれです。本筋とは関係のない小ネタ大連発。笑えりゃいいけど笑えない。どんどんさむーくなるばかりの苦悶地獄。まったくもって 「ホント、勘弁してよー」 なんであります。

  ハリウッド製のホラー・コメディというよりは、やはりノリはあのキョンシー調。グロ味は増してますけどね。
もちろん笑いのツボが合致する方なら面白く観られるのかもしれません。でも私は駄目です。耐えられません。ハリウッド製にしたってそんなに好きなわけじゃありませんが、これなら『フロム・ダスク・ティル・ドーン』でも観たほうが遥かにマシです。

『SPL 狼よ静かに死ね』が好評のウィルソン・イップだからDVD化したんでしょうけど、どうせなら『ジュリエット・イン・ラブ』のほうでしょうに。

笑えない怖くないホラー映画がお好きな方はどうぞ。

20点

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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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今日の戦利品

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  バタアシ金魚      1780円で新品DVDゲット。

  個人的に青春物のベストかもしれない。少なくとも5本指には入る作品。

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テーマ:映画グッズ - ジャンル:映画

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夢翔る人/色情男女



  作った映画がヒットせず、恋人メイ(カレン・モク)に食べさせてもらうヒモのような生活を送っている映画監督のシン(レスリー・チャン)。ある日、プロデューサーからきた仕事の依頼はポルノ。一度は断ろうとしたシンだったが、、、、

この仕事を請けるきっかけとなるタクシー内のシーン。
シン「ポルノを撮れと、、、チャンに頼まれた。」
メイ「ポルノ映画を?」
運転手「映画監督かい?俺もやったが売れなかった。ポルノも悪くない。『七人のセックス狂』は良かった。俺たち悶々としたもんだよ。」
メイ「いいわ。やるのよ。」
シン「いいのか?」
運転手「あんたはいい仕事をするだけよ。」
メイ「面白い映画を作って。」
気乗りしないポルノ作りを請けるための、ある意味言い訳めいたシーン。でもここにこそ映画屋さんたちの思いと心意気が端的に表現されていて、いいシーンです。

  ポルノも一般映画も変わりやしない。世間の見る目が違うだけ。それを感じて少しばかり卑屈になってしまうだけ。時にはやる気も失せているかもね。仕方ないよ、人間だから。クサることもあるさね。
でもひとたびスタッフの気持ちが一つになれば、みんなの願いは「もっといいカットを撮りたい。いい映画に仕上げたい。」 作る映画がポルノだって何も変わりやしない。
気持ちが通じてからの主演女優モニク(スー・チー好演)の変わりよう。芝居の進歩だけでなく、嫌っていた相手役男優の人間味にまで気付く成長振り。
そう、これは同じ夢に生きる者たちの友情と成長の物語。

  映画を作る舞台裏といえば、『アメリカの夜』。ポルノ映画の舞台裏といえば、『ブギーナイツ』あたりが連想されるでしょうか。
でもこの『夢翔る人/色情男女』はその後味からいっても、森崎東監督がピンク映画の作り手たちに題材をとった『ロケーション』に近いかもしれません。もっとも、こっちのほうがだいぶウブですけど。レスリー・チャンなんて、その容姿と相俟って、まるで映画青年。

  “コメディとしてのノリについていけない”という批評を目にしましたが、これコメディですか? 遊び(スー・チー演じる女優の大根ぶりとか、自殺するラウ・チンワンとか)はあっても、無理に笑わせようとはしていないでしょう? 香港特有の脱力系でもありませんし。至極まっとうな映画だと思いますけど。
もしコメディだと感じるとすれば、それは映画作りという作業そのものに起因するんでしょう。実業という言葉に対して虚業という言葉があるとすれば、映画の現場スタッフたちは明らかに後者でしょうから。実業に携わる多数派の人たちから見れば「いい大人が何やってるんだよ。」の世界。
勲章貰ったり、「政府はもっと映画に援助すべき。」などと発言できるお偉いさんにでもなりゃ別ですけど(笑)
監督イー・トンシンもそういう世間の目や自分たちの習性をよくわかっていて、時として自虐的な表現を用いているんですね。

  日本におけるポルノより香港におけるそれのほうが、明らかに社会的地位が低い。そんなことを百も承知の面々が、そこを舞台に自分たちの心意気を語っているわけです。冷遇されているそこを舞台にしてこそ語りたいわけですよ。観客の気を引くための覗き見趣味/艶笑喜劇だと思ったら大きな勘違い。

  この作品の弱さは、劇中で作られている映画が一体どんなものなのか我々観客に提示されないこと。「ポルノを作れ。」ということ以外に監督に大した制約がないこと。。。。ぐらいですかね。でもこの二つの要素が物足りないためにストーリーの起伏が乏しくなってしまってます。惜しい。

65点

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テーマ:映画レビュー - ジャンル:映画

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風の輝く朝に



  第二次大戦下の香港。日本軍は4年近くもの間、この場所を占領支配したわけですから、当然邪悪な存在として描かれます。この映画を観た香港の観客に反日の感情が芽生えたり、尚一層その思いが掻き立てられたとしても何の不思議もありません。
日本人の中には「当時の世界情勢を考えればやむを得なかったんだ。」とばかりに、こういう映画を「史実と違う。」と批判する向きもありますが、それは日本人が作る映画にも多々言えることで。
要は事の真偽ではないのですよね。どんな世界情勢であろうと、たとえどれだけ友好的で平和裏にであろうと、軍隊を伴った他国に統治されれば屈辱を感じて当たり前なわけですから。

この映画は、日本軍の残酷さを描く以上の熱心さで、暴動時の香港警官や日本軍の手先となった街のボスの醜悪な愚劣さを描いています。“それもこれも日本のせいだ”と結論付けず、同胞への厳しい視点をも持った人間ドラマになっています。苛烈な状況下での人間の業とか性とかの。

、、、、と、実はここまでが前置き。単なる前提で、この極めて優れた青春映画を観る上で考慮しておくべき時代背景に過ぎません。
男二人に女一人。誰もがお互いを思いやる三角関係。その理想的なまでの優しさは、この時代背景があってこそ尚一層得心できるものです。

  三者三様の微妙な心の揺れ。繊細で丁寧な描写が素晴らしい。恋人アレックス・マンがいながらチョウ・ユンファに惹かれていくセシリア・イップ(この当時はイップ・トン)。積極的で、決して女々しくはないこの女性の心情も、言葉を用いず些細な出来事の積み重ねで表現されます。
対するユンファはひたすら寡黙。イップとの間に一定の距離をとり続けます。マンとイップの幸せを願う気持ちにも嘘はない。イップを思う切ないまでの心情が痛いほど伝わってきます。

心身ともに傷つけられたイップの肩に、自分の着ていたシャツを掛けるユンファ。
痛みに苦しむマンに口移しで阿片を与えるイップ。それを見ていて身の置き所のない思いになるユンファ。
酒に酔ったイップに唇を求められて戸惑いためらうユンファ。ユンファが自分の思いを発露するのはこの激しいキス・シーンだけ。それとて直後には苦悩の表情に変わります。
ユンファの肩に頭を乗せて眠るイップ。その頭をそっとマンの肩に戻すユンファ。気が付いたマンがユンファと目を合わせ微笑み合う。
なんという奥ゆかしさよ。でもそんな奥ゆかしさこそがこの作品には似つかわしい。

  自己犠牲を伴うヒロイズムを見せ付けてユンファは去ります。ストイックで男気があって友情に厚い男性像。それでも出来過ぎの感を与えないのは、苛烈な状況下での心のきらめきを丁寧に描くことで優れた余韻を残しているから。そして何よりも、この時のユンファはやはり素晴らしかった。

kazeno

  11年後にユンファとイップは再共演を果たします。作品は『大陸英雄伝』。二人にとっても、我々観客にとっても、幸福な再会にはなりませんでした。この二人が共演するにふさわしくない映画の出来に失望させられ、ユンファは見る影もなく太り、イップは・・・・・やさぐれてしまいました(笑)

95点

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テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

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今日の戦利品

hanabi2  hanabi2


  花火降る夏       1270円で
  台風クラブ(日本映画) 2000円で

  以上2本の中古DVDゲット。

  『花火降る夏』は、50円で買った中古ビデオしか持っていなかったので嬉しい。
  『台風クラブ』については、いずれここにたわ言を書いてみたい。

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電脳警察 CYBER SPY

CYBER

  『BEAST COPS 野獣刑警』に続いてゴードン・チャン監督。これは彼だけの単独演出作品です。
前回書いたように、別にどうってことない平均的アクション映画。スピーディーな展開に派手なアクション。そこそこ楽しませてくれます。

  邦題は信じませんように。この映画、警察物でもなければ主人公がスパイ機関のエージェントなわけでもありません。
コンピューター・プログラマーである兄がスパイの容疑をかけられ、何者かに殺されてしまう。弟は兄の汚名をはらすために真実を探り始め、そこにCIAやら香港警察やらシンガポール警察やらが絡んでくるという・・・。

  この映画の困っちゃうのは出来事に対する後始末のいいかげんさ。






最もひどいのが、シンガポールでの一件ですかね。アーロン・クォックが憎き敵を追って他人の迷惑省みずの大チェイスを繰り広げるんですが、シンガポール人が巻き添えになって何人も死んでしまうんですね。アーロン・クォックも逮捕を覚悟したところ、シンガポールのエージェントがおっしゃるには、
なんと「君は(大人しく)香港へ帰れ。」ですと!
「ハァッ?」

殺された兄の恋人も意味不明な存在で、あのような組織に加わるきっかけが「ハァッ?」ですし、あれだけのことに関わったのにラストじゃ救急車でニッコリ。途中までは魅力的な存在だったのに、正体が明らかになればなるほどガッカリ。

  完全解決とはいえない結末に腹立たしさを感じる方もいらっしゃったようですが、私はそのご意見には組しません。前にも書きましたけど、予定調和の大団円まんせーの方、多いですよね。
でも私、“全てきれいさっぱり片付いてめでたしめでたし”がいいとは思いません。時にはモヤモヤした終わり方もあり得るでしょうし、もっとはっきり言えば、どんな不条理な終わり方をしようが作り手の勝手だろうと思います(この映画の場合、成功しているとは言い難いんですが)。
要はその結末を主観的に好きか嫌いかだけでしょう? 納得がいかないとか腹立たしい映画だとか、ひどい言われようですが、そこまで言われる筋合いはないだろうと。作り手が観客におもねる映画を嫌いな人もいるわけで。。。。

cyber2

  さて、ちっともいいところのなさそうなレビューになってしまいましたが、あるんですよ、これが!!
フランシス・ンです。切れ者の刑事役がかっこいいです。男が惚れる男とはこれ。素晴らしい芝居してます。彼のベストに間違いありません(きっぱり)。
この人がもっと活躍してくれれば、全く違う魅力にあふれた作品になっていたはず。あぁ、それなのに、それなのに。
・・・・詳しくはDVDをご覧ください。

55点

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九龍大捜査線

kuuron

  ストーリーを事細かに語っていくのは好きじゃないんですが、ご覧になっていない方がほとんどだと思いますので、ビデオ・パッケージより転載します。

・・・・・70年代初頭、法と秩序が腐敗した香港。警察とマフィアの間で公然と汚職が行われている実態を暴いた新任の総督は、配下のカーに真相究明を命じた。カーとその秘書アニーは香港警察で唯一信頼のおける巡査部長ウォンに協力を求め、ウォンは信用できるサム、イップ、ローの3名を味方につけた。必死の調査の結果、マフィアの黒幕ラクが汚職の元凶である事を突き止めた。しかしラクの卑劣な罠にウォンたちは次々と傷ついていく。だがウォンの説得により汚職摘発機関である“ICAC(内務調査局)”が設立され、正式に権限を与えられたウォンたちは逆襲に転じて遂にラクとその組織を追い詰めた。・・・・・

  金への執着を露骨に描いています。『セルピコ』どころじゃありません。公務員の汚職に限らず社会全体に拝金主義が蔓延している様が伺えます。その病巣の深さ。
こんな映画が作られるくらいですから、当時の実態はかなりひどかったんでしょう。
初めのほうにこんな台詞が出てきます。
「中国人は血縁と賄賂で動く。すべては金しだいだ。」
。。。。。って書くと、まるで社会派作品。

  いゃー、『男たちの挽歌』でおなじみのティ・ロンが熱いです。彼を観るための映画といってもいいくらい。彼の思い入れたっぷりのあの芝居が好きな方にはたまらないでしょう。

  ん?と思う箇所は幾つもあるんですけど、語り口の軽妙さで乗り切っていきます。このノリについていける方にだけお薦めしたい作品。
例えば、重要な鍵を握る証人の情報を得るためにオカマ・バーに出向くシーン。もう明らかな喜劇です。部下二人に女装させたティ・ロンなわけですが、ご自身のなりはと言えば、なんとハード・ゲイ! レイザーラモンHGのじゃなくてアル・パチーノの『クルージング』みたいな格好。あのティ・ロンがですよ。
店内のおかまにモテモテの彼を爆笑(苦笑)しない観客がいるのか???

  カンフーに爆破に銃撃戦。憎々しい敵役に敢然と挑む熱血男気。“なのになんで?”の臆面もない喜劇風味。まさになんでもありのてんこ盛り。お腹一杯になること請け合い。
これこそ香港勧善懲悪娯楽アクションの王道。。。。ただし一昔前の。
パッケージに“香港版アンタッチャブル”と書いてありますが、「嘘つけ。」です。
サイモン・ヤムが若いです。

45点


これもコピーガードの影響か。画質悪し。

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ターンレフト・ターンライト



映画に突っ込み入れるの好きな人、挙手!
たくさん居そうですよね(笑)
多くの場合リアリティや説得力を問題にするわけでしょうか。でも、これって今ひとつよくわかりません。
例えば娘(10歳)の好きな『小さき勇者たち ~GAMERA~』についてのいちゃもん。
「敵の怪獣が何の説明もなく出現するのが納得できない。その背景を語らなければ説得力に欠ける。」ってのがありました。
う~む、説得力って言ってもねぇ。そもそも亀の化け物が火ぃ吹いて闘う時点で何のリアリティも説得力もないなぁ、と思うんですけどね。万々が一このありえないパニックが現実に起きたとして、逃げ惑う人々や闘う人々は怪獣出現の背景なんて問題にするんですかね。その方がリアリティないと思うんですが。

要するに、映画って“リアリティを問われるべき作品”と、“そういうことを問題にしては野暮な作品”とに別れると思うわけです。もう一つ言うなら、登場人物の心の動きに整合性(リアリティ/説得力)があるのであれば、その舞台や小道具にどんな嘘があっても構わないんじゃないかとさえ思います。
「木を見て森を見ず。」 どうも舞台や小道具の不備にいちいち突っ込み入れる人が多いような・・・。

さて、このジョニー・トーの『ターンレフト・ターンライト』。
「もし・・・・・だったら」が前置きの、シチュエーション・ドラマとかシチュエーション・コメディと呼ばれる種類の映画。明らかに突っ込み入れちゃ野暮な作品。
頭から尻尾までありえねぇ話の連続。
物語の基本的な骨子はカビの生えたようなメロドラマ。心ではなく物理的なすれ違い。。。古典的過ぎて今どき誰も手を付けない題材を今風にアレンジしたところへ適度な笑い振りかけて。。。とどめは金城武とジジ・リョンの組み合わせ。
かくして夢見る夢子さん仕様のラヴコメ一丁上がり、てな感じ。

香港ではなく台北を舞台にしたのは町並みのせいですかね。非常に小洒落た映画になってます。
劇中引用されているポーランドの詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩とか、黒傘だらけの中の赤と緑とか、、、まぁ実に効果的。
いゃーー驚くほど上手いわ、ジョニーさん。ホントに『城市特警』撮った人?確かにラストじゃ同一人物らしきオチがあって口あんぐりですけど。まったく呆れるというか、ありゃぁ反則でしょう(爆
この映画、ワイ・カーファイとの共同監督となっていて、どっちがどこを演出したのか気になるところです。想像ですけど、胸キュン系がジョニー・トーで、お笑い担当がワイ・カーファイではないかと。あのひどい映画『大陸英雄伝』の監督にこの胸キュンは荷が重いでしょう(笑)

他愛のないおとぎ話ですからね。目くじら立てたり分析するような映画じゃありません。
自分にどれだけ必要な映画だったかということで

70点


ジジ・リョンかぁ。我ながらなんで香港の女優に惚れっぽいかなぁ。韓国の女優には全く惚れないんだけど(笑)

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キツイわー
一日一作品を目標に始めたブログ。この一日一作品っての正直キツイ。
なんとかアップしなきゃって、、、誤魔化し誤魔化しやっているものの、自分の書き上げた文章には不満だらけ。
まとめることで精一杯な感じ。
本当は映画の感想を書いていく中で、もっとあちこち脱線してみたいんですよ。
でも私の能力でそれをやってしまうと一日一作品は到底無理。

毎度長文をアップしている方、尊敬します。ホントに。
コメント欄で極意教えてくれません?

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BEAST COPS 野獣刑警



  この映画には正義を振りかざしバンバン拳銃ぶっ放すカッコ良さはありません。地元の極道とグダグダな関係にあることで街の治安を保っているような、なんともかっこ悪い刑事たちの物語。

  アンソニー・ウォンは汚職刑事の典型。でもどんな極道も彼には一目置いていて、彼の元にはこの街のあらゆる情報が集まってきます。「これが現実なんだ」ということなんでしょうが、彼自身はそんな自分をことさら正当化しているわけでもなく、タダ酒飲みながら女と遊び博打にうつつを抜かす毎日(それでいてある女性には本気で惚れていて、その“男の純情振り”が哀しい)。

  上司マイケル・ウォンが転任してきて、この2人プラス若い刑事(サム・リー)の3人で同居することになります。
融通の利かないマイケル・ウォンは汚職にまみれることはありませんが、彼らとの生活で現実というものを知っていくことになるわけです。

  だからといって社会派作品ってわけでもないんですね。アクションがあるからといってポリス・アクションってわけでもないんですね。彼らが管轄する街にうごめくあまりご立派とは言えない人間たち(彼ら自身も含めた)の群像劇、といったところでしょうか。

  アンソニー・ウォンと友人関係ですらあった街のボスが高跳びしたことで、縄張り争いが激化。かろうじて保たれていた秩序が崩壊していきます。
クライマックスでは、グダグダ刑事アンソニー・ウォンが復讐の鬼と化すんですが、いわゆる「正義と悪」について鈍感だったこの男を突き動かしたものは何だったのか。
刑事というアイデンティティなど吹っ飛ばした狂気の沙汰。もうほとんどホラー映画(笑) 怪優アンソニー・ウォン、またしても怪演です。

BEAST

  ゴードン・チャンといえば、平均的なアクション映画を撮るどうってことない監督。それにしては、これはちょっと異色作です。
共同監督としてダンテ・ラムの名前があるので、もしかしてこの人の果たした役割が大きいのかも。
登場人物の何人かが突然カメラ目線で(インタビューに答えているかのように)しゃべりだす趣向などゴードン・チャンの考えつく技とも思えませんし。

  ドンパチでスカッとしたい人にはオススメできませんが、ちょっと変わった刑事物を観たい方には必見作。汚職刑事が苦悩するありがちパターンに陥らなかった手腕に拍手。

  香港電影金像奨(作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・助演男優賞)受賞

80点

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SPL/狼よ静かに死ね



  微妙な映画です。
好きなところとそうでないところがはっきりしていて。。。。。
“そうでないところ”イコール“嫌い”ということではありませんが、どうも一つの映画の中に二つの映画が混在しているかのような違和感を感じてしまいます。
簡単に言えば、「なんで黒社会ドラマにカンフーなんだ?」ってことになりますか。
  確かにドニー・イェンVSウー・ジン、ドニー・イェンVSサモ・ハンのバトルは凄いです。
見せ物としちゃ文句ない。でも「よりによってこの映画にカンフーかよ。どっか他でやってくれ。」と思ってしまうんですね。

  大体ドニー・イェンってちょっとねぇ。もう少し芝居どうにかなりませんかねぇ。それと、「あんた、自分で思ってるほどいい男じゃないよ。」って誰か言ってやってくれませんかねぇ。ナルちゃん (゚⊿゚)イラネ

  サイモン・ヤムのほうが余程魅力的なわけです。彼とその仲間がサモ・ハンを捕まえるために手段を選ばないあたりは、香港映画としちゃ実に新鮮。目撃者を脅迫するは、証拠をでっちあげるは。執念の鬼と化して暴走しているわけで、実にハードで問答無用。
やばいわ、この先どうなるんかいな?とワクワクしていたら、、、、、、見せ物カンフーなわけでしょ。

「何が正義か?何が間違っているのか?」を論じるにあたり、サイモン側サモ・ハン側双方の人物造形のキー・ワードが《 父の日 》。なかなか効いてます。単なる勧善懲悪映画に堕さないことに大きく貢献していて非常に効果的。人間臭くていいですね。
それだけにですね、ただ一人蚊帳の外。浮きまくりのドニー・イェンなわけですよ。

法律を正義だと信じるドニー・イェンが何故サイモン・ヤム側に回ったのか。この辺も説明不足に演技力不足。

つまりこの人、カンフーのためにだけ出てきたわけですか。
どっか他でやればいいのに。

65点

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狼の流儀

ookami

  1982年の作品。この時期の香港映画といえば、ジャッキー・チェンはもちろん、ユン・ピョウだったり、サモハン・キンポーだったり。Mr.Boo もまだまだ健在だったかと思います。日本ではいまだに香港映画の代名詞として連想されるほどのムーヴメント。
でも私自身全く香港映画に興味のない時期でしたし、今でもこの辺の作品群はつらいです。語るべき何物も持ちません。

  この『狼の流儀』は、当時の香港においても私と同じ思いの映画制作者がいたらしいことを伺わせる作品。あのお気楽さはどこにもありません。ひたすらダークです。全編を包むのは何かしらに絶望しているかのようなクールさ。主人公である殺し屋の人物像もまさにそのムードを体現しています。
誰一人ヘラヘラした人物が出てこない。これだけでも当時の香港映画にとってはかなり新鮮だったに違いありません(第2回香港電影金像奨の作品賞にノミネートされましたが、受賞は逃しています。)。

  殺しの依頼を断った途端に命を狙われ、深手を負う主人公。自分ばかりでなく仲間も次々と殺されていく。果たして誰が何のために? 裏切り者は誰か?

非情な描写を重ねながらミステリアスな物語が展開します。

  最近の作品に比べるとお金の掛け具合に物足りなさを感じたり(東京新宿ロケはありますが)、どこかしら野暮ったさを感じる部分はあります。しかしそれがかえって追い詰められた男の生身の復讐劇として、この映画を絵空事でない生々しい人間ドラマにしています。哀しみを秘めた登場人物たちの何と魅力的なこと。

  そして衝撃のシーンがこれ(下)

ookami2

このシーン及びこの後のセシリア・イップの微笑を観て、「なぜ?」とか「納得できない」と感じてしまう方にはこの作品は向いてないでしょう。たとえ言葉で「こういうことなんだよ。」と説明されても納得はできないでしょうから。

  「香港映画は『男たちの挽歌』によって変わった。」とはよく言われること。確かにその通りだとは思いますが、この作品はその4年も前に作られています。
真の香港ハードボイルド/香港ノワールの誕生です。

80点

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城市特警

jyousi

  “出来の悪い香港アクション映画”の悪習をパターン通りに踏襲した作品。単純な話(大昔の『Gメン'75/倉田保昭つながり香港編』みたいなもの)を劇的に盛り上げようとあの手この手やってくれます。それらがことごとく裏目に出るので辛いです。
唐突なストーリー展開。とって付けたように思い出される伏線。ご都合主義な人物配置。観客に親近感を持たせるための無理矢理なキャラクター設定。不必要なほどの残酷描写(リアリティに欠けますが)。

  例えば、新人刑事のドジぶりを見せることでこの人物に対する共感を得ようとするわけです。あのジャッキー・チェンのアクション・コメディのような感じで。
ところが主人公のレイ・チーホンがひたすら愚鈍にハードボイルドしてますからね。
そのそばでお間抜けなドジぶり見せられちゃ単なるお邪魔虫。共感など持ちようもありません。
他の刑事同士の喧嘩にしてもまるで子供のじゃれ合い。
ところがアクション・シーンになると様相が一変します。何もそこまでしつこくえげつない残酷描写しなくても、ってところまで見せてくれちゃう。
この落差に観ているこっちはポカーンとするだけ。置いていかれた気分です。

  笑いも怒りも悲しさも、みんなみんなスクリーンの上で空回り。



  決定的なのがジョイ・ウォンの存在です。ビデオのジャケットを見ると、まるで彼女の主演作であるかのように錯覚しますが、彼女はあくまで特別出演。クレジットにもそのように記されています。97分のうち6分位しか出番はありません。
それでもジョイ・ウォンを売りにしなければならなかったのか、クライマックス・シーンでは重要な行動をとりドラマを終焉させます(この後更に、“汚職刑事自らのショットガンが仇になり蜂の巣の図”がありますが)。
めでたしめでたし、これで彼女の顔も立った。無理言って出演してもらった甲斐があるというもの。
・・・って、みんなお前らの都合だろう、みたいな。

  巨匠ジョニー・トーといえども、かつてはこんな駄作を撮っていたという、メモリアルなうちの1本。

  えげつない描写を除いたアクション・シーンの演出に点が甘くなり
  30点


                  コピーガードの影響か。画質悪し。

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今日の戦利品

matewan


  メイトワン・1920 暗黒の決闘
  バッドアウトロー

  以上2本のVHS(未DVD化)を各50円でゲット。

  ジョン・セイルズ監督の『メイトワン・1920 暗黒の決闘』は知る人ぞ知る傑作。
  さっきヤフオク覗いたら5800円で1点だけ出品されていた。
  恐らくこの出品者、映画の価値と希少性のわかる人なんだろう。
  でも、ちと高いな。何しろワタシャ50円だから。やったね。

  『バッドアウトロー』は
  ジェームス・コバーン、グレゴリー・ハインズ、バート・レイノルズらが
  出演しているテレビ西部劇なんだけど、、、、、
  このジャケット(下)でコメディはないだろ。まんまと騙された。

badoutlaw badoutlaw2


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