☆☆☆ 二番館劇場 ☆☆☆
As Time Goes by

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junec1

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Movie Grading

採点基準は「私がその作品をどれだけ好きか」
必ずしも作品の完成度や世評と一致するものではありません。
採点は0点から120点まで。大まかに言うと次のようになります。

0/5/10/15/20/25点
  ***** 恐らく2度観ることはない
30/35/40/45/50点
  ***** 何が面白いかは人それぞれ
55/60/65点
  ***** 観て損はない
70/75/80/85点
  ***** 面白い、あるいは心に残る映画
90/95点
  ***** もう一度観たい
100点
  ***** この映画に出会えたことに感謝
110点
  ***** 準至宝。添い寝したい映画
120点
  ***** 至宝。抱いて寝たい映画

注意
上で言う“面白さ”はハリウッド的面白さ・楽しさとイコールではありません。暗く辛い映画を面白いと感じることもあります。

Questionnaire

質問 管理人のたわ言を読んでみたい作品は?
いますぐ抱きしめたい
インファナル・アフェア
男たちの挽歌
クローサー
ジェネックス・コップ
少林サッカー
星願 あなたにもういちど
チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
PTU
北京オペラブルース

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ジョニーA (06/02)
マイブログに、リンク&引用&トラバ、貼らせて貰いました
不都合あればお知らせください(削除いたします)
なにとぞ宜しゅうに

芳忠LOVE (07/08)
はじめまして。
聞くところに寄ると香港の一般上映時の結末は黒社会の会議場に来たトニー・レオンがレイ・チーホンを責めた後にそのまま彼を抑えつけ他の人物が見ている前

バーホーテン (07/01)
初めまして ワイルドブリットファンの方がこんなところに
いるとは思わなかったので思わず書き込んでしまいました

この作品はハリウッドのジョン・ウー映画が
色あせ

もりゆき (06/18)
竹中直人さんが監督でリメークされるみたいですね。

きさ (05/10)
「ミネソタ大強盗団」は大好きな映画です。
「ロング・ライダーズ」もいいですが、こちらの方が好きですね。
「ミネソタ大強盗団」昔テレビ放映で見たのですが、日本では

junec1 (04/23)
>もりゆきさん

>観たことないのばかりで
そうですか。DVD出ないわけですね(笑)
もっとも、この中の「ホット・ロック」は近日発売らしいですよ。

>また

もりゆき (04/22)
参考になります。また寄らせて下さい。

junec1 (02/27)
>sehaさん

大河ドラマのような重厚さを狙うマフィア映画とは、一線を画していますよね。「今このときを輝いて見せるぜ。」みたいな。
そばにいたら迷惑な奴。でも見

seha (02/25)
こんばんは

私がこのなかで見たのは「ホット・ロック」「デリンジャー」のみです。「デリンジャー」のウォーレン・オーツ、かっこよかった。やがて捕まるのがわかってい

junec1 (01/28)
>okada ichiroさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

望月六郎、本当にどうしちゃったんでしょうね

junec1 (01/28)
>ののさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

> 私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白

junec1 (01/28)
> GONINさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

片岡礼子わかりました。ありがとうございます。

junec1 (01/28)
> viva jijiさん

再開するまで自分のブログをいじる気になれませんでした。
レス遅くなり申し訳ありません。

私の方でも『死んでもいい』にTBさせていただきます

okada ichiro (02/18)
私も非常に愛する映画のひとつです。
90年代傑作、秀作を次次と作っていた、
望月六郎には特別な思い入れがあります。

偉大な監督ではないかもしないが、いい映画を作

のの (01/14)
はじめまして。
私の人生を映画にしたような、映画でとっても面白かったです。

薬とかじゃなくても、「お前やなきゃあかんねや」って言葉で
家族と離れ今の旦那と一緒

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レディ・ウェポン



  主人公マギー・Qの親友&相棒役のアンヤを目当てに鑑賞。『トランサー 霊幻警察』、『狼たちの伝説』ではチョイ役だった彼女。マギー・Qよりはタイプです(笑)

  頭の10分程はなかなか快調。娼婦に扮した女殺し屋が行為の最中にターゲットを暗殺。取り巻きの連中もショットガンで吹っ飛ばし、スポーツカーで颯爽と引き上げる。なんとその車めがけ“親分の仇”とばかりに対戦車砲!!!(『ダイ・ハード』じゃあるまいし、お前らどういうマフィアなんだ?) 見事命中し、虫の息の女殺し屋。張り込みしていたCIA(香港映画の一つ覚え)とマフィアの銃撃戦のさなか、リムジンに乗った謎の女が近づいてきて女殺し屋にとどめを刺す。どうやら口封じ。
女殺し屋のアクションといい、ルックスといい、カッコよろしいです。こりゃぁ垢抜けたクールなB級ワールドの展開か?と期待させるんですが、、、、、、、アイタタタ

  離れ小島で繰り広げられる女殺し屋養成訓練にシーンが移ると、途端に【痛い映画】と化します。格闘技や武術の才能がある少女たちを各国で誘拐してきて地獄の特訓。30人から40人の少女を浜辺に整列させて、お約束のように「Yes Sir!」と叫ばせるんですが、この弛緩した画面に思わず「あちゃー。」と声を漏らしてしまいます。ありきたりの脱走騒ぎなどを挟みながら過酷(?)な特訓が続き、やがて6年後。
少女たちもすっかり成長し、その肉体も丸みを帯びて年頃の色香を放ち始めます。

  ま、要するに、《女を売り物にした》映画なわけです。小島での軍隊ごっこも、武術アクションも、シャワー・シーンも、後半のラブストーリー的展開も。それらは皆彼女たちの肉体を際立たせるための道具立て。
以前も書きましたけど、香港映画における女性の扱いの無体さにはギョッとさせられるものがあります。よりによってそんな、、、、という感じ。女性の苦悶する姿に悦びを見出しているような、、、、そんな感じ。S気のある男が多いのか、M気のある女が多いのか、それとも、社会的あるいは民族的な素地として女性蔑視が存在するのか。
この映画でも6年間苦楽を共にしてきた女同士に殺し合いをさせます。なんと最後の一人だけが女殺し屋として生き残れるという、実に呆れた話。
そもそも何のために大勢の少女たちを誘拐してきて6年間も飯を食わせ武術を仕込んできたのか。一人だけを選ぶための6年間? 対費用効果の悪い馬鹿げた話なわけです。
おまけに、生き残った3人に薬を飲ませた挙句の輪姦。最後の試練なんだそうな。なんという悪趣味。

彼女たちのほうで能動的に選択したのならともかく、至るところに女の泣きを入れるというS趣味。馬鹿にしきってます。たとえ組織を取り仕切る人物に女を持ってきたところで、製作者であるS男の魂胆丸見え映画。哀れな女をでっち上げておいて、その肉体的精神的苦痛を面白がっている(面白がらせている)風情が好かんのです。
理屈をこねるのが野暮なB級映画であることは百も承知。ていうか、理屈じゃないんですね。生理的に駄目。
『天使のはらわた』シリーズなんて、もっとひどいところまで、奈落の底まで堕ちていく女を描くポルノだったりするわけですけど、だからって主人公の名美を物扱いなどしてませんから。

  この映画には姉妹編があり、それらが相次いで日本でDVD化されるとのこと。ってことは、この映画、日本で人気があるんですかね? うーむ。
「おもしれぇ」という意見が多い中、あえてこういう評を書くのはなかなか勇気がいるんですが(爆
B級映画としても

45点

  その後の活躍が期待されていたアンヤ。2003年1月、乗っていたタクシーのフロントガラスが顔に降ってくるという交通事故に遭った。以来出演作は途絶えている。

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デッドエンド 暗戦リターンズ

deadendreturns

  前作と同じジョニー・トー監督の手による続編。

  非常に気が重いレビュー。
この映画を巡るコンセンサスといえば、「1作目程じゃないが、それなりに楽しめる。」ってところだと思うんですが、間違っていますか?
そんな中、相も変わらずはっきり言ってしまうわけです。
「完全な失敗作だ。」と。
「出来損ないの続編だ。」と。

  前作においても主人公の犯行の動機は今ひとつ納得できない(つまり、あそこまで頭が切れるんだったら、復讐が目的であるんだったら、どうせ死期が間近なんだからひと思いに仇を殺しちまえばいい。私ならそうする。)ものでした。
今作の主人公イーキン・チェンに関しては、復讐という目的すらありません。どうやら泥棒が仕事らしいんですが、そもそもこんな金持ちそうな男がなぜ盗まにゃならんのか??? もしかして盗みで充分過ぎる財をなし、もう欲しいものもないから刑事ラウ・チンワンと追いかけっこしてみたかった、とでも???
それなら辻褄だけは合いますわね。でも何が悲しくて、そんな悪ふざけに95分も付き合わなきゃならんのですか。
アナーキーな悪ふざけとか、オフビートな悪ふざけとか、そのあたりの映画を全否定するほど狭量ではないつもりですが、この映画はそこまで破けてもいません。

  薄笑いを浮かべたイーキン・チェン(もうこの時点である意味アウトです)がかくし芸を披露しながらラウ・チンワンをからかうだけの映画。おかげで、前作であれだけ渋かったラウ・チンワンまでお間抜け度が増してしまい。。。。

同じ役者を使って下手に前作を踏襲したばかりにアラが目立つ結果。設計図は似たり寄ったりなのに、鉄筋何本も抜いた上にユルユルのセメント塗りたくってマンション建てちゃった。建てたそばからひび割れ目立ちます、みたいな。

とにかく寒々しいんです、あらゆるネタが。鳥の追跡も綱渡りも自転車もコイン・トスも。「お前ら、アホ?」とつぶやいたのは私だけなんでしょうか。

前作の名を汚す続編とは、まさにこれ。

40点

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暗戦 デッドエンド



  余命4週間と死期の迫った(それにしちゃ元気だが)犯罪者アンディ・ラウと有能な刑事ラウ・チンワンの奇妙な友情を描いたクライム・エンターテインメント。軽くて爽やか、後味すっきりムービーってところでしょうか。『暗戦』は全くそぐわないタイトルです。

  復讐のため完全犯罪に挑む主人公。そこに動機としての説得力があったかというと、少々心もとない映画ではあります。
もっとも、「死を覚悟した人間にとっちゃ動機なんて何でも良かった。自分と同じ匂いのするラウ・チンワンを交渉人として指名したことも含めて、全てはゲーム」。。。。。そう割り切ってしまえれば、こういう映画もありかな、とは思います。冒頭でクライム・エンターテインメントと書いたのも、そのあたりを私なりに解釈してのこと。

  友人も恋人も肉親もいない。たったひとりで死を迎える孤独な男。そんな男がこの世の終わりに仕掛けたゲームではあるんですが、そこに関わってくる人間たちは液晶画面の中に生きているわけではありません。当然ながら、プログラムされていない予想外の動きもします。だからこそ刑事ラウ・チンワンとの間に奇妙な友情も生まれ、バスの中で知り合った女ヨーヨー・モンとの間に淡い気持ちも芽生える。あっさり風味で描かれてはいるものの、主人公にとっては死期を間近にしてこそ味わえた濃密な時間だったのかもしれません。

  手際よく描かれるサスペンス。繰り返すことで笑いを誘うユーモア。ほのめかすことで多くを語るロマンス。これらでこの濃密な時間を語っていくわけですが、それぞれを取り上げれば特筆するほどのことはありません。上手くはまったときのジョニー・トー監督らしく「しゃれていてセンスがいいな。」程度の出来。

deadend  deadend2

  実はこの映画のマジックはラストの数分間にあります。
既にこの世には居ないであろう主人公アンディ・ラウの人物像に共感が集まるのも、刑事ラウ・チンワンの渋いキャラが立つのも、この数分間があってこそ。ここでこの映画の評価は一気に上がってしまいます。全ての欠点をチャラにし、あらゆる魅力を倍加させます。まさに、終わり良ければ全て良し。
人一人の死がここまで余韻を残すとは。
いや~、上手い上手い。まとめの鮮やかなお手並みは山田洋次も裸足で逃げ出す?

ここはひとつ、おとぎ話として

90点

それにしても、レイ・チーホンはなぜスキン・ヘッド? 別に毛があったって悪役多いのに。

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アブノーマル・ビューティ

abnormal

  偶然、交通事故現場に遭遇した女子大生レース・ウォンが、死に際の女性に魅せられ、我を忘れて写真を撮り捲る。これまでに感じたことのない興奮を覚えた彼女は、死に異常な執着を持ち始め…。というのが導入部。
ホラーだというので、てっきり死の魅力にとりつかれた女子大生が連続殺人でも繰り広げるのかと想像していたんですが、全くの見当はずれ。要するにトラウマ話 + サイコ・サスペンスでした。

  初めの1時間と残りの30分に分かれた2部構成と言っても良い作り。
鳥やら自殺死体の写真を撮り捲る物語の前半部分は確かに異様ではあるんですが、それより何より一番の感想は「綺麗だなぁ」
レース・ウォンも、スタイリッシュな映像も、カラフルな色彩も。みんな綺麗なんですよ。観客の好奇心や恐怖心を掻き立てる映像美ってのがあると思うんですが、それとも違う。もう、アートしちゃってるわけですわ。
主人公が段々狂気を募らせていく様は鮮やかにセンス良く描かれています。編集も見事です。
でも怖くない。オキサイド・パン監督のアート志向にばかり目が行ってしまう。レース・ウォンがとりつかれる死そのもののイメージでさえ、暗く冷たく不気味な恐怖とは言い難いです。
ある想念のもとで狂っていく女性ということで言えば、ロマン・ポランスキー監督の『反撥』のほうがこれの数十倍怖いですから。



  そして後半の30分。話が一転します。
よくあるサイコ・キラーの登場です。このまま主人公が精神を病んでいくのかと思いきや、横から別のストーリーが始まってしまう。これまた手際よく作ってはいるんですが、やはり少々唐突で拍子抜け。見慣れた展開で、やはり怖くない。
ま、ホラーだから怖くなきゃいけないとは思いません。“普通にトラウマ・ドラマ”と考えればいい話ですから。そのあたりの心理描写に関しては、女性の観客であれば、男の私とはまた違った感想を持たれるのかもしれません。ただ、この2部構成はいかがなものかと。
とても魅力的な映像の数々。80点以上の点数で断固支持したいんですが、ちと苦しい。

  主役のレース・ウォンは大変魅力的。本編で演じる女子大生役と DVDの特典映像に収められた素の表情との落差には驚きます。この人、自分を棄てて役に入り込めるらしい。見習って頂戴、アーロン。

映像美に90点
ドラマとして65点
間をとって
77.5点

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野獣たちの挽歌

yajyuutati

  B級映画はお嫌いですか?
例えばこの『野獣たちの挽歌』と下の『ディバージェンス 運命の交差点』。
どちらがキッチリ作られているか?
どちらが洗練されているか?
どちらの映画の品性が上か?
もうジャケット写真を見ただけで一目瞭然(笑) 『ディバージェンス 運命の交差点』の圧勝なわけですが、、、、、

  この映画においても大陸系中国人問題が描かれます。密入国してきた肉体労働者達の作った大圏組と地元香港黒社会の対立。そのドンパチは抗争の域を超えて、もはや戦争です。これに香港のSWATと呼ばれる重装備特殊部隊SDUがまた派手にバリバリと。
まぁとにかく凄まじい暴力の嵐。
主人公は黒社会ボスの令嬢にホレてしまった刑事。この人物が誠実なる正義の象徴であり、同時に狂言回し的役割を果たします。

  香港映画が大陸系中国人問題を扱う場合、概ね大陸系中国人に同情的(好意的ではないと思う)に描かれますが、この映画に関してはもうちょい踏み込んでいます。香港黒社会側は卑怯極まりなく残酷で差別主義者。金にも汚い。一方、大圏組側においては義侠心に富んだ同胞愛が謳い上げられます。
かなり一方的な気はしますが、実情を知らない私などには口を挟めませんね。なぜこういう映画が香港で作られ公開されるのか。大陸側であったなら、「さもありなん」ですけど。



  物語の骨子はいつも通りの因果応報。極悪な息子を大圏組に殺された黒社会ボスが報復として大圏組の皆殺しを指示。かろうじて生き残った男女二人がボス邸に殴りこみをかけ、皮肉にもボスは、、、、というお話。いわゆる暴力の連鎖です。
うがった見方をすれば社会派アクションと言えなくもないですが、そういう理屈を葬り去るかの如き暴力の爆発。
相手が女性だろうと容赦はしません。レイプした女に蔑みの目で見られれば「その目つきが気に食わん」とばかりに・・・・。そして、その女による復讐。

  B級パワーの宝庫みたいな映画です。観客の支持をとりつけたいばかりにお涙頂戴で迫るのが良心作であるとするなら、この映画はその対極にあります。「いい映画かどうかなんてどうでもいい。とにかく楽しませてやるよ。」の精神です。
パターン化された物語や多少のほころびをものともしないたくましさ。あらゆる欠点をひっくるめて一つのB級世界が構築されています。

B級映画に向かって「A級じゃないじゃないか」てな批判をする人をたまに見かけますけど、それってちと違うだろうと。作り手の心意気こそがB級映画の生命線。破綻することなく心意気を感じさせてくれるB級映画もあれば、欺瞞に満ちた出来損ないのA級映画もある。果たしてどちらが、、、、、

B級映画として

75点

yajyuutati2

香港のネイザンロードを爆走する車に必死にしがみつき引きずり回される主人公。危険きわまりないったらありゃしない。

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ディバージェンス 運命の交差点
diver2

  予定変更でこの映画。

  監督はベニー・チャン。代表作に 『香港国際警察/NEW POLICE STORY 』、『ヒロイック・デュオ 英雄捜査線』、『ジェネックス・コップ』、『アンディ・ラウの 逃避行』など。職人的手腕に長けつつも、どこか強引な印象が否めない作品が並びます。

  中華圏お得意の因果ストーリー。10年前に姿を消した女性をめぐるミステリー風味が強く、思いのほかアクションは少ないです。それでもダレることなくラストまで引っ張っていきますしね。この監督、どんどんこなれてきている感じで、“見せ方” がますます上手くなってます。
腕が上がれば上がるほど欲が出てくるもので、そろそろ重厚な大人のドラマを撮ってみたかったのでは?
 
だとするなら、アーロン・クォックはミス・キャストでしょう。だめですよ、人間の葛藤ドラマにこういうナルちゃん使っちゃ。この人にしては頑張ってますが、基本的には自分がカッコよく映ることしか考えてないんですから。ナルちゃんにこういう役(10年も前に失踪した恋人を忘れられず苦しみ続ける刑事)を与えると耽溺芝居になっちゃうんですよ。

ベニー・チャンも「人間の内面に迫るドラマに」と考えたんでしょうが、その力点がアーロン・クォックと息子を誘拐された悪党実業家ロー・ガーリョンに集中してしまったのは明らかな失敗。因果ストーリーと耽溺芝居との相乗効果で、尚更メソメソした映画になってます。
10年も前に失踪した恋人アンジェリカ・リーが忘れられず、彼女のことを思い出すと周りが見えなくなっちまう大馬鹿野郎なんて観たかないです。坂道でブレーキから足を離し、バックですべり落ちていく車。何台もの後続車がクラクション鳴らしながら必死でよけていくのに、この大馬鹿刑事は運転席でハラハラと涙してるんですから。
確かに男なんて女々しい生き物ですけどね。でも、こんな奴ぁおらん!! 会ったことないわい!!
エリック・ツァンに「他の奴には言うなよ。首になっちまうからな。」とまで言われるってことは、少々精神を病んでるって事かもしれません。それにしちゃ失踪した彼女そっくりのイーキン・チェンの妻を目前にしても、決して暴走はしないんですな。尾行して張り込みしてメソメソしてるだけ。
いっそのことストーカー気分でサイコしちゃえば見ごたえあったかもしれません。しょせんは正義の味方たる刑事に拘泥した映画なんで、ナルちゃんモード全開なわけです。



  3大俳優の共演と銘打ってはいるものの、イーキン・チェンもダニエル・ウーもラスト近くで種明かしがあるまでは全くの脇役。特にイーキン・チェンに関しては説明不足も甚だしいので、ファンにとっちゃ「なんでこんなつまらん役引き受けたのかね?」と愚痴も出そう。肝心の種明かしも、その前提となる人物描写があまりに不足しているので、テレビのサスペンス・ドラマ並みの感慨しか残りません。
ダニエル・ウーが一番まともな芝居してるかな。ていうか、一番魅力的な役柄なのかも。多少人を舐めた自信家で、何をしでかすかわからない。結局この男がこのドラマにおける一番重要なキーを握っていたわけですけど、できることならこっちを主役にしたほうが見応えあったんじゃないですかね。

大物の共演ってことで、均等の見せ場を与えたりすると焦点の定まらない映画になりがちなのはわかるんですけど、、、、、、、それにしてもくさい芝居のアーロン・クォックに偏り過ぎ。
監督の職人的手腕に

60点

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今日の戦利品

onion 


  オニオン・フィールド     300円で中古VHSゲット。

  間違ってもDVD化されないと思われるので。
ハロルド・ベッカー監督自身いまだにこれを超えられないという未公開傑作。真っ暗。

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今日の戦利品

inner 


  インナーサークル 映写技師は見ていた     150円で中古VHSゲット。

  これは名作。なぜDVD化しないのか???

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お誘い
  このブログのアクセス解析でサーチワード( 訪問者がどのような単語で検索してアクセスしてきたか)を調べてみました。
ダントツに多いのが『香港ゾンビ』。続いて『つきせぬ想い』、そして『ソウル攻略』。
で、この方たちの共通した特徴は、アクセスしてきた作品以外の作品や他のページにはアクセスしない、という点。

これらの結果から言えるのは、「新作映画、新作DVD、女性読者は無視できない。」、あるいは「お前の文章はつまらない。」てなことになるんでしょうか。求めておられるのは情報であって、読み物ではないのかもしれません。
新作情報、それどころか撮影情報まで先取りして、どなたが読んでも無難なあたりさわりのない論旨でまとめ上げれば、もうちょっと訪問者のカウントが稼げるのかもしれません。
肝心の『香港ゾンビ』に20点ですから、私(爆

  うーむ。そもそも流行り物情報の発信源としてブログを書くことに興味がないんですね。
新作情報とか興行ランキングとかにまるで興味がありません。映画って「どれだけ詳しいかより、どう感じるか。」だと思っていますし、新しくてお客の入る話題の映画こそ価値があるとは考えていないんですね。

  私がブログランキングに登録したのも、ランキング上位にいきたいとか、訪問者数を増やして自己満足に浸りたいとか、そういうことではなくて、、、、、
多少硬派なウェブリングが作れたらいいかな、程度のことなんです。そのためには、今どき珍しい硬派な人々の目に触れる機会を作らねばならない。

  ブログやSNSが幅を利かせて個人運営のHPが消滅していくにつれて、「あまり面白くなくなってきたなぁ。」と思うわけです。
ブログ出現以前は、慣れないHTMLを勉強しながら、「そんな面倒な思いをしてでも何かを語りたい」という熱い思いがあったような。多少論旨が偏っていたり HPの造りがちゃちだったとしても。
たとえ全く正反対の意見であっても、それを読むことで「そういう見方もあるのかぁ」と新たな発見をしてみたり、ってなことが多々ありました。情報ではなく読み物として面白かったです。

  他人に披瀝する日記だからでしょうか。コメントやトラックバックといった機能で手軽に反応が返ってくるためでしょうか。ブログ隆盛の昨今では、あたりさわりのなさがどうも気になります。悪く言えば、同好の士だけによる仲良しクラブ。
例えば、コメント欄に「私は・・・・と思いましたけど、貴方はそう思いませんか?」てな書き込みがあったとします。それに対する返事が「そう・・・・かもしれませんね。」だったとします。 でも第三者が管理人の本文を読む限り、とても本気では同意していない様子が見えてしまうみたいな。。。。。
ま、この場合は同意を求めるような書き込みをした人に問題がありますけど。とは言っても、この管理人の対応を日本人の美徳とするのもどうだかな。。。

  私、自分の大好きな作品をコテンパンにやっつけている記事を読んでも、またはそういう書き込みをされても全く気になりません。作品を批判している記事やコメントであって、「こんな映画を好きな奴の気がしれない。」と言っているのでなければ。
上のケースの場合なら、「私はそう思いません。」ってコメント返しをされても気を悪くはしませんし。

できれば、そういう硬派なウェブリングが作れたら嬉しいな、と思っているわけです。

取り上げる映画のジャンルや記事の内容が硬派か軟派かは問いません。あくまで書き手の姿勢としての硬派。この一点で私と繋がれそうな方がいらっしゃいましたらご連絡ください。リンクを貼り合ってみませんか。

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プリズン・オン・ファイヤー2



  ユンファの役柄は前作のまま。
詳しいことが語られていなかった妻殺害(どうみても過失致死)の回想シーンの挿入とか、残された孫(ユンファの息子)の面倒をみていた母親が亡くなって夢枕に立ったりとか、淋しさゆえに反抗する息子を前に歯がゆい思いをするユンファの姿とか、前作よりウェットな仕上がりになってます。ここをどう評価するか次第でしょうね。人情話のお好きな方や、あれもこれも説明して欲しいという方はこちらを好まれるのかも。

うーん、私は前作のほうが好きですけど。ちと欲張りすぎというか、あれもこれも親切に描き過ぎていて口当たりのよい映画になってます。出来は悪くありませんが、少なくとも前作のような激情ドラマではないですね。ま、あれだけ濃い映画だと、前作と同じことやるわけにもいきませんし、、、、続編の難しいところです。

  刑務所内には香港系囚人と大陸系囚人の派閥があり、事あるごとに乱闘。この対立に否応なく巻き込まれていくユンファ。唯一人、チェン・ソンヨン演じる大陸系親分だけは好意を示してくれます。香港映画にはよく大陸系中国人問題が描かれますが、実態はほとんど人種差別に近いもの。これを巧みに取り入れてユンファをめぐるサスペンス(身の危険)を盛り上げるあたりは大成功しています。
悪役のキャラも文句なし(笑) 今回も実に憎々しい。サディスティックな看守長のツム・カイコン。その腰巾着。そして裏切り者の大陸系囚人。この三者が入れ替わり立ち代り。呆れるほど卑怯。
クライマックスでこいつら相手にユンファがブチ切れるのも一緒。

であるのに、なぜか食い足りない。

  今作でユンファは脱獄します。それも二度も。おまけに大陸系親分も脱獄します。つまり、都合三回立て続けに囚人の逃亡を許す刑務所ってのはどんなもんですかねぇ。
密閉された刑務所から野外へ。脱獄犯と共に観客も開放感を味わえる趣向なんですが、あれだけの人員で、しかも何度もあと数メートルってところまで追い詰めていながら取り逃がしてしまう。サスペンスを盛り上げるはずだったのに、逆効果。。。。。もうちょっと足の速い看守はいないのか?てな突っ込み入れられるくらいに、全体を通してリアルな恐怖感が薄まってるんですね。

  今回は道理のわかる看守も何人か出てきます。前作とは大違い。行動を共にした大陸系親分との間に芽生えた友情ともどもこの映画の後味を良くしています。更にラストのラストには前作を受けた形でのお遊びまで。
なんといいますかね。このお遊びがこの映画の性格を物語ってるような気がします。前作が高評価で興収も良かったおかげで、
余裕ぶっこいてる感じ。

70点

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テーマ:香港映画 - ジャンル:映画

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今日の戦利品

fury 


  シティ・オブ・フューリー〈野獣たちの挽歌〉     80円で中古VHSゲット。

  このジャケット・センス。80円じゃなきゃ買わないわけだが。

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プリズン・オン・ファイヤー



  時々湧き上がってくる疑問。「チョウ・ユンファって演技派の名優?」
『風の輝く朝に』の繊細な演技を観て「間違いない。」と断言する一方で、幾つかのコメディ演技を前にすると「?????」
これは私個人のコメディに関する好みの問題なんでしょう。ドタバタよりはシニカルに笑わせてくれるコメディ(例えばウディ・アレンの『アニー・ホール』から『カメレオンマン』、『カイロの紫のバラ』、『ラジオデイズ』あたりまで)の方が好きなんですね。自虐的でブラックな笑い。ガハハではなくてクスクス。
香港映画はさりげなく笑わせてくれませんから(笑) 役者たちも「これはコメディなんだ。」とギヤを入れ替えて芝居しますし。
『風の輝く朝に』のような映画でも時折茶目っ気あふれる表情を見せるユンファ。この人懐っこさが彼の大きな魅力です。同じ作品の中で笑いからシリアスに転じたとしても、その落差が決して負の方向へは振れません。むしろその落差によって演じる人物像に血が通い、なんとも言い難い懐の深さが滲み出ます。私個人の好みでしかありませんが、シリアスに転じることのないコメディはつらい。彼の魅力が大きくそがれてしまいます。

  さて、この『プリズン・オン・ファイヤー』。頭の30分近くはユンファの茶目っ気満開です。そのままかる~い男のおバカな獄中生活へなだれ込んでいっても何の不思議もありません。
しかしこの映画、実はシリアスな監獄物。罪とも言えない不可抗力(過失致死)で入獄してきた新入りレオン・カーフェイ。彼がその融通の利かない真面目さゆえに囚人連中にいじめられるあたりからは、どんどん空気が変わってきます。ここに “はまり役ったって程度があるだろう” のロイ・sadistic・チョン演じる看守長が加わります。あろうことか、囚人と一緒になってカーフェイと彼をかばうユンファをいじめまくる。。。。
人の集まるところ、きっかけは些細なことでも派閥めいたものが生まれる。お互いの反目でストレス解消できているうちは平和です。危ういなりに微妙な秩序が保たれていて。様々な軋轢の中で責任転嫁が始まると様相は一変。権謀術数は人の世の常。気弱なはぐれ者カーフェイがスケープゴートとして狙われる。。。。そこいら中に転がっている話なんですが、なにせ場所は監獄。逃げ場がありません。ハラハラさせつつ息苦しさが続く罪な映画。

prizon

  いつユンファの堪忍袋の緒が切れるのか、それがクライマックスになるであろうことは、観客にも容易に想像が付いてきます。監督がリンゴ・ラム。えぐいシーンの生々しい描写には定評ありますから、この人。女性には到底受けないクライマックスが待ち受けています。ユンファのシリアス演技が炸裂します。全開です。フルパワーです。頬を震わせ怒り泣き。地獄の咆哮です。単純に「やったぞ。ざまあみろ。」とは言えないド迫力で、複雑なカタルシス。
・・・・・と書くと、生々しいバイオレンス作品になっちゃいますか。

ラストには救いが待ってます。とって付けたようなハッピーエンドではなく、ユンファのキャラクターが活かされた切なさと爽やかさで締めくくられます。そう、この映画でも彼はカーフェイを陰になり日向になり支え続ける男気溢れるいい男。茶目っ気とシリアスの落差。なんと頼りになる奴なんでしょう。

実は熱い友情物語なんです、これ(そうは思えないレビューで申し訳ない)。
あんな友人欲しいよなぁ、なかなか居ないけど。
でも刑務所は御免だな。

90点

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テーマ:香港映画 - ジャンル:映画

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